さて、前々回の記事でF-91W-1を紹介しましたが、同時にA158WA-1も購入していたので、今回はA158WA-1を取り上げます。
面白いのがメーカー希望価格はF-91W-1よりA158WA-1の方が高いのに、私が買ったお店では、このA158WA-1のほうが安かったこと。
値札を貼り間違えたのでしょうか?
A158WA-1目当ての人にとってはラッキーな値付けですね。
私は両方とも買ったので、得した!という気はしませんでしたけど(笑)
いくら安いからと言って、普通はほとんど同じ腕時計を同時に2つは買いませんからね。
目次
F-91W-1の金属ベルト版!?
で、今ほとんど同じと言いましたが、実際のところ中の機械(モジュール)は完全に同じです。
そのような事情もあってか、外観もほとんど同じです。
正確には、ベルトと本体の接合部(ラグ)の形、ボタン周りの形、文字盤(ディスプレイ)周りの印刷内容が違うのですが、微々たる差なのでF-91W-1の金属ベルト版がA158WA-1といってもよさそうです。
ただ、A168WA-1という、もっとF-91W-1に形が似ているモデルもあるので「F-91W-1の金属ベルト版はA158WA-1」と言いきれないのが悩ましいところです。
じゃあ、「F-91W-1の金属ベルト版はA168WA-1」かというとそうとも言い切れません。
なぜなら、A168WA-1は別モジュールを搭載しているのですから…
このあたりの微妙な差は、まさにコレクター泣かせ。
ほどほどにしないと、家中チープカシオだらけになってしまいそうです(笑)
1980年代からタイムスリップしてやって来た?
ところで、F-91W-1のレビューでも書きましたが、このA158WA-1も「一周回ってカッコイイ」です。
まるで1980年代からタイムスリップしてきたかのように、ノスタルジックな気分に誘ってくれます。
このあたりも集めたくなる理由かもしれません。
なにしろ小中学生の頃、このようなデジタルの腕時計が欲しくてたまらなかったのですから…
それにしても、この腕時計が1,000円そこそこで買えるとは、隔世の感があります。
当時の私がこの事実を知ったら、どのように感じるでしょうか?
1,000円ならお小遣いを貯めれば買えたはずなので、喜々として買いに行ったでしょうね。
まあ、いまだに喜々として買ってるんですけどね(笑)
薄型ベルトが懐かしい!
さて、1980年代といえば、当時の腕時計は「薄いほど高級品」という風潮があり、厚みのある腕時計は何となく野暮ったい感じがしたものです。
そして薄型の腕時計には、当然薄いベルトが装備されていました。
こんな感じのアルマジロのようなメッシュベルトの全盛期でした。
この腕時計は高校生の時に着けていたものですが、今見ると非常におっさん臭いですね。
でも当時はこのデザインに憧れたのです。
買った時には店員さんにベルトサイズを調整してもらいましたが、家に帰ってよく眺めてみると自分でも調整できることが分かり、意味もなく調整していたのを思い出します。
ちょっと脱線しましたが、スライド式ベルトでつながりでどうしてもシチズン・アナデジクオーツを下種と出演させたかったのです。
ペラペラの薄型ベルトこそペストな組み合わせ!
話をカシオA158WA-1に話を戻しましょう。
さすがに値段が値段だけに、シチズン・アナデジクオーツと比べると質感は劣り、ベルトは薄くてペラペラです。
それでもこの腕時計には、このベルト以上の組み合わせは思いつきませんね。
仮にベルト交換してもしっくりこないはずです。
しかも、このスライド式ベルトってとっても便利なんですよ。
なにしろ、ドライバー1本あれば簡単にサイズ調整できるのですから。
自分で調整できるスライド式ベルト
そういう意味では通販向けの腕時計と言えるかもしれません。
腕時計の通販における最大のネックであるベルト調整問題を、自力で解決できるのは非常に魅力的です。
ほとんどの通販ショップでは、手首周りのサイズを伝えると無料でベルト調整してくれますが、サイズを伝えても思い通りにならないことが少なくありません。
ことベルト調整に限っては、対面でやりとりする店舗販売には敵わないのです。
その点、スライド式ベルトなら自分で調整できますから、そんな心配はいりません。
でも、初めての手にした場合は、どうやって調整していいか分からないかもしれませんね。
なにしろ、取扱説明書に調整方法は掲載されてないのですから…
実際、楽天のレビューを読んでも「ちょっととまどった」という口コミも結構あります。
という事で、次の記事ではスライド式ベルトの調整方法を説明することにします。
慣れてしまえば簡単なので、ぜひ参考にしてくださいね。
やっぱりある!カラバリモデル
最後にカシオ腕時計といえばカラーバリエーション展開?という訳で、A158WA-1もご多分にもれずカラバリモデルが存在します。
こうして見ると、よくまあこれだけラインナップさせたな、という感じがします。
こうなるとチープカシオ全モデル一覧表とか作ってみたくなりますね(笑)
A159シリーズはA158シリーズとは文字盤の印刷文字の内容が違うので、純粋なカラバリとは言えないかもしれませんが、同じモジュール(中の機械)を使用しているため、カラーバリエーションとして列挙しました。
最初はメタルモデルにはあまり興味がなかったのですが、Showさんのレビューに刺激されてA158wとA168を手に入れました。実物は想像以上にクールで50才手前のオジさんには懐かしくもあり、今では逆にオシャレに見える不思議な魅力がありました。気がつけばA164wをはじめA158、A159のパネル違いやゴールドモデルなどずいぶんと大人買いしてしまいました。次はB640wを購入予定です。本当にチープカシオにはコレクションしたくなる不思議な魅力がありますね。
また色々と教えて下さい。楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
こうして、うれしいコメントをいただくと、また頑張ろうという励みになりますよ!
ついコレクションしたくなるというのは、本当そうですよね。
見た目から機能まで、ほとんど同じなのに何故か集めたくなります。
ほとんど同じだからこそ、その微妙な違いを楽しんでいるのかもしれませんね。
a164を愛用していて、本を読んで購入を検討していましたが、この記事をよんで購入することにしました。分かりやすい解説ありがとうございました!
時計オタクの中1の僕にはピッタリです!これからも愛用致します!
TMN FANKS!さん
コメントありがとうございます。管理人のShowです。
若い人の時計離れが進んでいると言われている中、「時計オタクの中1」とは頼もしい存在です!
これからも、よろしくお願いしますね。
返信ありがとうございます!
名前の通りTMNや80年代好きの僕にはチプカシは最高にかっこよく感じます!
また、記事を読んでいたら?欲しくなり(^^:
A158WA-1を買って来ました。お値段千円チョイで
本当に、時間を知りたければこれ一つで、事足ります。
時間は無料です、表示するためにお金がかかります、時計
好きな自分が、言うのも変?ですが、なん百万円の時計も
千円の物も、無料の時という無形の姿を現しているだけとつくづく
今更ながら感じました。眺めて感心してます。
bitiさん、こんにちは。
「時間は無料です、表示するためにお金がかかります」とは、なんだか哲学的ですね!
妙に感心してしまいました。
時計造りにかけられた熱い情熱が感じられるものなら、たとえ安くても愛着がわくというものですよね。
はじめまして。
わけあって、CASIO 腕時計 スタンダード A158WAのモデルのひとつと思われる、右上にカジキマグロのイラストが入ったものの中古品を探しています。手元に写真はございます。私のイタリア人の友人が、亡くなった母親から初めて買ってもらった時計で、だいぶ前から同じモデルを探しています。何かご教示いただければ幸いです。
山田 順さま
コメントありがとうございます。ブログ管理人のShowです。
お探しの腕時計の型番を特定したうえで、ヤフオクやeBayなどで探す(出品を待つ)のがよいかと思います。
型番特定は、以下の手順をお試しいただけますでしょうか?
1.「カジキマグロ casio」または「casio marlin digital vintage」のキーワードで、グーグル画像検索します。
2.表示された画像とお手元の写真を見比べて、同じ時計を探します。
3.同じ時計が見つかったらそのページを開き、本文から型番を特定します。
ざっと見た感じでは、”W-35″,”W-36″が近いかなと思いますが、両方ともeBayに出品されているようですよ。
以上、よろしくお願いします。
わかる〜!この懐かしい気持ち!
>買った時には店員さんにベルトサイズを調整してもらいましたが、家に帰ってよく眺めてみると自分でも調整できることが分かり、意味もなく調整していたのを思い出します。
シンジさん
コメントありがとうございます。管理人のShowです。
この気持ちに賛同いただける方に出会えて、とってもうれしいです!
今後ともよろしくお願いします!