腕時計のコレクションが増えてくると、使用頻度にばらつきが出てきますね。
私の場合、新しいものの頻度が高く、古いもの徐々に出番が少なくなる傾向にあります。
この腕時計（F-108WHC-4A）も当初はよく使ってたんですが、最近めっきり出番が少なくなってしまいました。
その理由はやはり、少し「おもちゃっぽい」からかもしれません。
最初は「この『のっぺり感』こそチープカシオ！」と一人悦に入ってきたのですが、冷静に見てみると、やはり少し「おもちゃっぽい」…
商品画像では、G-SHOCKの5600シリーズによく似ているんですが、実物は実にあっさりしたもの。
もう一つの、G-SHOCK似のチープカシオ（左）と比べても「のっぺり」感は際立っています。
でもこの腕時計（F-108WHC-4A）は、シンプルで使い勝手がいいのです。
余計な表示がないうえ、文字が大きく時刻が読みやすいときています。
なので、もっと活用したい！
「ならば、なんとかしようじゃないか！」ということで、カスタマイズすることになったのです。
取り入れたのはガンプラ技法！
で、今回取り入れたのが、ガンプラ技法のひとつ「筋彫り＆スミ入れ」というテクニックです。
ガンプラに限らずプラモデルでは、本来複数のパーツで構成されている箇所が、一つの部品にまとめられている事がよくあります。
一応、複数パーツで構成されているように見えるように「浮き彫り」や「溝」が施してありますが、リアリティーがあるとはいえません。
HGUC ブルーディスティニー３号機（筆者作）
これを改善するテクニックの一つが「筋彫り＆スミ入れ」なのです。
具体的には、一体化されている部品に筋を加えて（深くして）あたかもパーツ分割されているように見せるというもの。
筋を深く彫り、さらに影をつけることで、立体感及びリアリティーの向上が図れるというわけです。
で、あのチープカシオ（F-108WHC-4A）に「筋彫り＆スミ入れ」を施した結果がこちら！
（ビフォー）
（アフター）
写真では境界がクッキリしすぎな感じもしますが、実物はちょうど良いバランスに仕上がって、おもちゃっぽさがなくなりました。
専用工具が必要なので、誰でも簡単に、とはいえませんがチープカシオの「おもちゃっぼさ」が気になる方にはおすすめです。
この作業のためだけに道具を揃えるは非効率だとは思いますが、手順を掲載しておきますので興味のある方は参考になさってください。
チープカシオをガンプラ技法でカスタマイズする手順
手順1) 筋彫りするラインに沿って浅く筋を彫っていく
筋彫りするラインに目印をつける感覚で、ケガキ針で浅く筋を彫っていきます。
力を入れすぎると針がラインをはみ出してしまうので、軽くなぞるように繰り返し彫るのがコツです。
写真では何のガイドもなく作業していますが、筋彫りのラインに沿ってマスキングテープを貼っておくと作業しやすくなります。
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手順2) 筋を深く掘っていく
ケガキ針で筋がある程度彫れたら「ラインエングレーバー」という専用の道具で筋をさらに深く彫っていきます。
筋自体がガイドになるので、ある程度筋が彫れたらマスキングテープはなくても大丈夫ですが、力の入れすぎは禁物です。
あくまでも、軽くなぞるように繰り返し彫っていきます。
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手順3) 紙やすりで表面をならす
筋を彫り終わったら、エッジ部分の毛羽立ちや、誤ってついた傷などを、紙やすりで消していきます。
最初は目の粗い紙やすりで傷を消し、徐々に目の細かいものを使っていくのがコツです。
紙やすりはタミヤのフィニッシングペーパーがおすすめで、細目セット、仕上げセットの順に使用すると、きれいに仕上がります。
手順4) コンパウンドで磨く
紙やすりで表面をならしたら、コンパウンドで磨いて艶を復活させます。
柔らかい布にコンパウンドを少量取り出し、表面を磨くと艶が出てきます。
コンパウンドもタミヤ製品（※）が使いやすくて、おすすめです。
（※）「荒目」「細目」「仕上げ目」の3種類があり、この順で磨けば完璧ですが「仕上げ目」だけでも大丈夫です。
筋彫りからコンパウンド掛けまで完了した状態
ここまでの作業が完了すると、こんな感じになります。
このままでも立体感がアップしていますが、まだ「のっぺり感」が残っているので最後の仕上げを行います。
手順5) スミ入れする
最後の仕上げに筋の中を黒く塗ります（これを「スミ入れ」といいます）。
スミ入れすることで筋が際立ち、よりリアルに見えるようになるのです。
今回使用したのは「ガンダムマーカー」という、スミ入れ専用の筆ペンです。
はみ出た部分は拭き取ることで綺麗になりますから、はみ出るのは気にせず「スミ入れ」していきます。
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手順6) はみ出た部分を拭き取る
最後に綿棒などで、塗料がはみ出た部分を拭き取って完成です。
塗料が乾いた後でも拭き取れますので、ゆっくり落ち着いて作業すれば大丈夫です。
完成写真はこちら
時計をクローズアップで撮影しているので、写真では墨入れ下筋彫りがくっきりしすぎに見えますが、実物は程よい感じです。
のっぺりしたおもちゃ感が消え、ずいぶん見栄えが良くなりました。
まあ、自己満足に過ぎないんですが、十分楽しめたので、それでいいのです。
ともかくこれで、また活躍してくれるにちがいありません！
夜分に失礼致します。(^^:先日は、ありがとうございました。
只今、物の探索中であります？W
show様？このような、趣味があったのですね？ガンプラとは驚きです。
別物に、生まれ変わる・・・自分もひらめいたらチャレンジしてみます。
手を入れることで、ガラッと変わる、昔の使わないGも多数ありですので
思いついたらやってみます！！
こちらこそありがとうございます。
無事手に入るとよいですね。
ガンプラ以外にもカーモデルやお城など、とにかくプラモ好きなのです（笑）
ここ何年も作ってないですが、この記事がきっかけでまた作りたくなりましたよ。
Gの場合は外装がウレタンなので筋彫り加工は難しいと思いますが、ベゼル刻印箇所への色埋めなどは比較的容易なので、そちらからチャレンジされてみてはいかがでしょうか？
墨入れ？よく聞く言葉です。友人に元、車屋がおりますが、元はやはりプラモ
製作が、幼いころから趣味でジグソーから何から？物を作るのが好きなんでしょうね？
何もない所から、自分のイメージで作り上げるのが楽しいと(^^)器用って羨ましい
と思います。ここで質問ですが？Gの電池切れは、100均電池で交換したことが
ありますが、防水を考えると、チト？パッキンにシリコンとは言いますが？スプレー
状の物を吹き付ける位で大丈夫なのか・・・・濡らさないようにではGの意味なし
かと・・・とはいえ、大体メーカー任せにすると、1個2500円位かかります、
今回の様に、自分で加工するとなると、Gたくさんありなのです(^^;
show様は電池交換は、いかがなされてますか？
そうですね。やはりモノ作りは楽しいですね。
bitiさんのお友達にはかないませんが、自作の腕時計スタンドのペーパークラフトなど、いろいろ楽しんでおります。
さて電池交換件ですが、ご自分でされるのなら、パッキンにシリコングリスを塗布するとよいですよ。
楽天やアマゾンで「腕時計 シリコングリス」で検索すると見つかります。
自分で電池交換すると防水性能が維持できなくなるのが悩ましいところですが、本来の20気圧防水ではなくなるだけで、パッキンが効いてれば少々水がかかる程度なら大丈夫かと。
私の場合、その腕時計の購入価格、思い入れ、電池交換の難易度などを計りにかけて、自分でするか、時計店に持っていくか、メーカーに出すか決めてます。
夜分に失礼いたします。show様、先日お教え頂いたG2500無事に、手に入れる
事が出来ました(^^)英文解読やら、大変お世話様でした。ありがとうございました。
物は、やはり10年以上前に出たものらしく？電波、ソーラー等ではないので、以外に
軽くて？以前購入した、ガルフマスターなどとは違います。年々Gは、物にもよるんでし
ょうが、ごつく？強力仕上げの物が増えたかな？と。装着装備で違って来るのでしょうね？
海外の人も、やっぱり拘り同じ物が欲しいと感じ探し求めるんでしょうが、あれは劇中
に、アップになるシーンもないですし？よく見つけたと感心してます。私には解りません
でした。ならばcasioの巨匠のshow様に？伺いをと(^^;あつかましくお願いしましたが
ドンピシャでした！大変お世話になりました。
無事入手できてなによりです！
お褒めにあずかり光栄ですが、巨匠と名乗れるほどのものではありませんよ（笑）
運よく海外マニアさんの書き込みを見つけただけなので…
それより、10年以上前のモデルをちゃんと入手される、bitiさんの行動力こそ見習いたいと思います。
世代的と？申しますか・・・幼少期にちょうど007が流行りだして、スパイ大作戦とか
ドラマ、映画の世界で流行ました。それらの影響か、近未来的？秘密アイテム(^^:
そんな物に弱いのです・・・家は、男は私独りしか、おりませんので(汗）小さな装備
で、欲しがると一蹴されます・・((´;ω;｀)）コソコソ男の世界に？ただ一人！
浸っております。末永くお願い申し上げます。
それよくわかります！
子供のころスパイ手帳というのが流行って、競うように買ってましたから。
でも時計までは手が出なかったので、その反動が今頃になって出てるのかもしれません（笑）
おぉ！！！！スパイ手帳！買いました！持ってました！ドクロマークで、水に溶ける
紙やら色々・・・(^^)都内育ちでしたので、遊び場も限られてましたが、近くに
哲学堂という、割と広い公園があったので、そのスパイ手帳を持ち出しては、遊んでました。
何か、Gショックにはそれらを？思い出させる機能と言いますか、特殊な装備？そんな物
を感じるのかもしれません。目新しい機能が付いていると・・・・ついつい妙な気が
湧きあがり(汗）手にしたは良いけども・・処置に困り（－－；最近は、持ち時計の
群れの中へ無造作に、放り込み状態←結局これが一番バレない置き方でして(^^+
我々の様な、時計に目が向く性分ならば、即バレですが、案外バレません！！W
一個や二個増えたところで・・最近チトヤバですが。CASIOはユニークです、そんな
想像力を発揮して、私のような者の心をつかんでます。W
そうです、そうです、水に溶けるメモ帳！
本当に溶ける様子を友だちと、じっと眺めてた記憶があります。
今となっては、二人で一緒に見てたら証拠隠滅にならないじゃないか！と思ったりもしますが、当時はそれが楽しかったのです。
私も当時の楽しさを、Gショックの中に感じ取っているのかもしれません。
ところで、無造作に放り込むとバレないとは、いい手を見つけましたね（笑）
確かに整理整頓してあったらすぐ見つかりそうです。