チープカシオ F-201WA-9A Black out MOD(ブラックアウトカスタム) が出来上がりました!
ご覧ください、この雄姿を!
漆黒のパネルに浮かび上がるデジタルの時刻!
チープカシオらしからぬ高級感に満ち溢れています!
目次
これが、あのダサい「F-201WA-9A」か?
ちょっと自画自賛が過ぎましたね(笑)
しかし、チープカシオ・ファンにとっては、かなりの衝撃ではないでしょうか?
これが、あのダサい「F-201WA-9A」なんですよ!
あまりのダサさにスルーしていたあなたも、これなら欲しい!と思ったのではありませんか?
とにかくダサい…
酷評するのは本意ではありませんが「F-201WA-9A」はとにかくダサい。
(これが改造前)
いくら、チプカシNo.1の高機能モデルだと擁護しようとも、擁護しきれないダサダサ加減です。
本来「F-201WA-9A」は、カッコいい腕時計だった!
しかし本来「F-201WA-9A」は、カッコいい腕時計だったのです!
今回改造して、初めてそのすごさを認識しました。
ちなみにカラバリモデルの「F-201WAM-9A」も、チ改造するとカッコよくなります。
とってもスタイリッシュな雰囲気ですね。
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わざとダサくしている説
しかし、このカッコよくなったF-201を眺めていると「わざとダサくしている説」を唱えたくなります。
前述したように、このF-201はチープカシオ随一の高機能モデルであり、その実力は一部のG-SHOCKを上回るほど。
そんなF-201が、G-SHOCKなみにカッコよかったら…
G-SHOCKより、売れてしまうかもしれません。
なので、わざとダサくしておこう。
そんな経営判断が下されたのではないでしょうか?
せっかくカッコいい腕時計をデザインしたのに…と、しぶしぶダサ要素を追加するデザイナーさんの姿が目に浮かびます…(苦笑)
なので私が、「本来こうなるはずだった姿」を再現すべく改造してみた、というわけです。
その結果にもとづき、改造手順を記しておきますので、もしよかったら挑戦してみてくださいね。
手順1)バンドを外す
写真のように、バネ棒を押し込みながらバンドを外します。
「バネ棒外し」を使うと簡単に外せますが、マイナスの精密ドライバーで代用可能です。
次の工程でプラスの精密ドライバーを使いますので、持ってない人はドライバーセットを買っておいたら良いでしょう。
手順2)裏蓋を開ける
つづいて、4箇所のネジを外して裏蓋を開けます。
ネジ山をつぶさないように注意しましょう。
手順3)パッキンを外す
パッキンを外してホコリがつかないような場所に保管しておきます。
手順4)モジュールを取り出す
中に入っている機械(モジュール)を取り出します。
ここからの作業には、ピンセットが必須です。
100均のピンセットでもよいのですが、できるだけ精度の高いものを使ったほうが作業しやすく、失敗しにくくなります
手順5)風防を外す
風防は強力に接着してあるので、手で押しても簡単には外すことができません。
なので、裏蓋を閉めるときに使うプレス機で外します。
なお、直接プレスすると傷つく恐れがあるので、ケースを支える土台と、風防を押し込む当て板を自由樹脂で作っておきます。
そして、このようにプレスして風防を外します。
ただ、このためだけにプレス機を買うのはちょっと…という方は、F-201WA-1Aを購入してはいかがでしょうか?
こちらは枠がグレーで、少しダサ加減が軽減されてるので、文字盤をフラックアウトする工程を省いてもそこそこカッコよくなると思います。
手順6)文字盤のペイントを除去する
文字盤のペイントは風防の裏から塗装されていますので、ペイントリムーバーを使ってはがしていきます。
マニキュアの除光液でもはがせますが、使用中および使用後はよく換気してください。
手順7)風防を塗装する
ペイントを除去したら、風防の裏面を黒の油性マーカーで塗装します。
多少ムラになっても、表から見ればわかりませんので、気にせず黒く塗りつぶしましょう。
ただし、続けて塗っているとペン先が固まってしまうので、時々紙にペン先をこすりつけてスムーズにインクが流れるようにしてください。
ある程度塗装が進むとペン自身のインクで塗膜を溶かしてうので、最後は水性顔料マーカーで仕上げるとよいでしょう。
手順8)風防を接着する
接着剤を塗布して、風防をケースに貼りつけます。
私はボンドGPクリヤーで接着しました。
この接着材は、はみ出しても簡単に取り除けるので作業しやすいです。
ただし耐水性はありませんので、防水性を高めるなら、ウルトラ多用途SUなどの耐水性の接着剤を使用しましょう。
手順9)液晶の偏光フィルムをはがす
液晶パネルの角から、偏光フィルムにデザインナイフ(カッターナイフ)を差し込んで角をめくります。
角がめれたらピンセットでつまんで、ゆっくりはがしていきます。
手順10)偏光板をカットする
液晶パネルの上で偏光板を回転させて、白黒反転する角度を探します。
その角度を維持しながら偏光板を大き目の長方形(モジュールを覆うぐらい)にカットします。
その後、ケースの内側にはまるように微調整しながら更にカットしていきます。
手順11)偏光板をケースに取付ける
カットした偏光板をケースに取付けます。
手順12)モジュールをケースに取付ける
モジュールをケースに取付けます。
手順13)裏蓋を閉める
裏蓋を閉めます。
手順14)ベゼルの文字に色を塗る
アクリル絵の具のシルバーとブラックを混色して作ったメタリックグレーを文字の上に塗り込みます。
綿棒で絵の具を拭き取ります。
私は風防を接着した後に塗装しましたが、接着前に塗装したほうが、はみ出した絵の具をきれいに拭き取ることができます。
手順15)交換用バンドを加工する
「F-201WA-9A」のケース幅にマッチするよう、バンビ社のフィットパーツ付きバンドの両端を約1mmずつカットします。
左のオリジナルバンドよりゴツクて見栄えがいいですね。
なお、以下の条件を満たすバンドがあれば、カットする必要はありませんので、首尾よく見つかったらそのバンドを使ってください。
- バンド先端が凸型
- 取り付け幅18mm
- バンド幅22mm
- 適度にゴツくて「F-201WA-9A」の見栄えが良くなるもの
手順16)バンドを取付ける
外したときと同じ要領で、バネ棒を押し込みながらバンドを取付けます。
完成!
以上で完成です!
これなら毎日使いたくなりますね!