去年中ごろから人気に火が付いたチープカシオ。
ついに本が出版されるまでになりました。
その名も「チープカシオ 安くてスゴい腕時計」
チプカシ人気もとどまるところを知りませんね!
さっそく、気になる中身を覗いてみることにしましょう。
目次
第1章 チープカシオとは?
そもそもチープカシオって何?というチプカシの定義に始まり、セレクトショップのバイヤーやファッション・アナリストといったプロの目からみたチプカシの魅力の解説など、様々な視点からチープカシオのスゴいところが列挙してあります。
個人的に興味深かったのが、「チープカシオ女子カタログ」なるイラスト集の存在。
イラストレーターのPONPONさんが描いた「チプカシをつけた女の子のイラスト」が数点掲載されているのですが、これに近いものを描く構想を温めていただけに、先を越された感じがしてちょっと悔しかったです(笑)
やっぱり思い立ったらすぐ行動しないといけませんね。
ちょっと話がそれましたが、イラスト集まで作ってしまう人がいるくらい、チープカシオはたくさんの人から愛されていることが良く分かるエピソードでした。
ちなみに上の写真は、チープカシオの中身はどうなっているのか?という解説ページです。
第2章 チープカシオ図鑑 デジタル編
続く第2章から第6章までは「チープカシオ図鑑」となっていて、この本一番の見所です。
総勢100にも及ぶチープカシオが一堂に会した、まさに図鑑と呼ぶにふさわしい内容となっています。
「単なるカタログでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうとも言い切れませんよ。
その理由の一つは、メーカーサイトでもチープカシオがここまで一堂に会してるものはない、ということです。
世界各国で販売されているチープカシオですが、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカなど、地域によって販売されているモデルが異なりますから、一つのサイトを見ただけでは全機種を眺めることはできないんですよ。
まあ、当サイトのチープカシオ完全ガイドも、この本に負けず劣らずチープカシオを網羅していますが(←自画自賛)掲載写真はこの本の方がリアルです。
私のサイトはカタログ写真の寄せ集めですが、この本では個々の時計の質感までよくわかる、リアルな写真がずらりと並んでいるのですから。
カタログ写真とは違い、リアルな質感まで手に取るようにわかる写真が見られる、というのが単なるカタログではないという二つ目の理由です。
第3章 チープカシオ図鑑 アナログ編
第3章はアナログ編図鑑。
これを見ていて改めて思ったのが、ほんとにバリエーションモデルが多いな、ということ。
そして、プロのライターさんはスゴいな、と。
ほとんど同じじゃないか、という時計に対してもしっかり解説文を書き分けてあるあたり、さすがプロと思いました。
書籍として出版するのだから、当たり前といえばそれまでですが、わたしなら面倒なので「針のデザインが違う兄弟モデル」とかでお茶を濁すところです。
これも当サイトのチープカシオ完全ガイドとは違う所ですね。
第4章 チープカシオ図鑑 アナデジ編
第4章はアナデジ編図鑑。
昔はやったアナデジウォッチも大手メーカーで出してるのはカシオぐらいになりましたね。
この本を見てると、どれもこれも欲しくなってしまうので、困ったものです(笑)
第5章 チープカシオ図鑑 レディース編
第5章はレディース編図鑑。
メンズウォッチをダウンサイジングしたものだけでなく、レディース専用デザインも充実しているチープカシオ。
単に安いだけでない、しっかりした商品づくりに好感が持てる、そんなカシオの魅力が伝わる紙面構成です。
第6章 チープカシオをアレンジ
最後はチープカシオをカスタムして楽しむ企画ページ。
ベルトをNATOベルトに交換したり、文字盤シールを貼ってデザインのバリエーションを楽しんだりと、チープカシオのカスタムを紹介しています。
本サイトのリピーターさんなら、文字盤シールという所でピンと来た方もいらっしゃる(?)かもしれませんが、この企画は以前このサイトで紹介したものです。
「チープカシオの書籍出版を予定しているので、協力いただけないでしょうか?」という問い合わせメールが縁で、本の編集に微力ながら協力させていただくことになり、その結果見事採用していただいた、というわけなのです。
細かい作業のため根気が求められますが、ちょっとしたことで時計の雰囲気がガラッと変わるので、手先の器用さに自信のある方は試してみてはいかがでしょうか。
チプカシのコンプリート気分が味わえる?
最後に一通り読んだ感想ですが「きれいな写真で時計が眺められるのは楽しい」の一言に尽きます。
いくら安いといってもチープカシオを全部買い占めるのは難しいのですが、この本を読めばコンプリートした気になれるかもしれませんね。
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購入してご尊顔拝見させて頂きました。なんと穏やかで素敵な紳士でいらっしゃる。
期待していた内容とは違っていましたが、
手元ですぐに見られる初のチープカシオ特集本として非常に価値ある一冊だと思いました。
チープカシオの恐ろしい所は、実売が安価ゆえに次々欲しくなるという所。
つい最近3000円を切るチプカシ価格で売られていた、在庫新品のARGENT ARG-300の黒文字盤を購入して
革ベルトに変えて満足していたのですが、本を見ていると物凄くMQ-336が欲しくなってきました。
幼少時に見た記憶が有る、昭和の時代におじ様方が付けていたあのシルエットの時計だ!と。
しかし、もう売っていないというジレンマに悶々としています。
何と言う罪作りな本でしょう。
鐵さん、ありがとうございます。
「穏やかで素敵な紳士」とは、お世辞でもうれしいですね。
でも褒めすぎですよ(笑)
チープカシオの場合、Gショックと違って資料が少なく、個々のモデルの発売年度を特定することすら難しく、編集には苦労されたようです。
確かにMQ-336には、昔流行った薄型クォーツの面影がありますね。
代わりにMTP-1302はいかがでしょうか?
MQ-336とフォルムは違いますが、これも昭和のにおいが少ししますよ。
アマゾンでポチして居ても立ってもいられなかった三晩目、先程届きました。日本の、いや、世界の庶民文化の貴重な記録ですね。それ以上にこちらのサイトも。
前回分で気に入ったのは登り鯉。何とも和風なのが秀逸かと。
そして本を見て欲しくなったのはMTP-1343。ネットでは5万円前後に!でも、オリジナルカスタマナイズも。もはやチープな実用品ではなく、鑑賞品の域と思います。
MTP-1343が5万円ですか!
私もいい時計だなと思いましたが、さすがにこの値段では手が出ませんね。
カスタマイズについては、デザインのネタはまだまだありますし、工作精度も更に向上できる余地があるのでもっと作りたいのですが、どんなに頑張っても1日1個が精いっぱいなので量産できないのが悩みの種です。