去年(2016年)の終わり頃から100円ショップ・ダイソーの腕時計が、ネット界でちょっとした話題になっていますね。
なにやらタイメックス、ダニエルウェリントン、カシオなどなど、人気の腕時計のそっくりさんが続々発売されている模様…
何度もダイソーに足を運んで見るものの、なかなか見つからなかったのですが、先日ようやくチープカシオのそっくりさんを発見!
この度めでたく、本家チープカシオとの比較レビューとあいなりました。
目次
やっと出会えた、これが噂のダイソーウォッチ!
で、これが、その問題の腕時計。
その名も「ブループラネット」!
100円ショップなのに300円!
そして価格は300円!
100円ショップの商品なのに「300円」というところが味噌でして、ちょっとした高級感が味わえる豪華商品となっています(笑)
しかもパッケージには、商品写真が印刷してあるという凝りよう。
チープカシオが透明ケースで中身丸見えなのに対し、ダイソーの方はお金を払わないと正体を見せてくれないのです!
裏面の説明は多言語表記で、なんだかとってもグローバル!
ですが、いざ買うとなると少し不安になるパッケージです。
値段が値段だけに、中身を確認した上で買いたいですよね。
安いだけに、ちゃんと動いてるんだろうか?と、ちょっと心配になりました。
安いのにはわけがある?
心配になるといえば「非防水」というのも気になるところ。
チープカシオの堅牢性は折り紙つきですが、ダイソーは果たして、そこまでそっくりに作ってあるのでしょうか…
300円なので、すぐ壊れても諦めはつきますが、それはつまり「安物買いの銭失い」!
できるだけ水にぬらさないように注意しなければいけませんね。
でも買ってきたものはしょうがない!
ともかく中身を見てみましょう!
うりふたつのそっくりさん!
で、本家カシオと比べてみたのがこちらの写真。
ぱっと見では「文字盤のバリエーション違い」にしか見えませんね。
しかし、よく見るとダイソーの方には白や青の枠線がありません。
コストの関係で、細かいデザインを施すことができなかったと推測しますが、逆にシンプルでいい感じです。
チープカシオも80年代的で好きなデザインなのですが、正直文字盤のデザインはダイソーの方が好みです。
裏蓋もよく似てますが、よく見るとダイソーのほうが厚くてボッテリしています。
横から見てもダイソーの方が少し厚みがありますが、使い勝手に特に支障はありません。
300円の激安ウォッチですが、写真写りも結構よくて、とても雰囲気がいいですね。
ベルトの付け根がグラグラする!
しかし、重大な欠陥を見つけてしまいました!
それは、ベルトの付け根がグラグラすること。
ベルト取り付け箇所の幅より、ベルト幅の方が狭いため、遊びが大きくグラグラするのです。
チープカシオのほうも少し隙間があるのですが、 こちらは許容範囲(※)です。
(※) 手首に沿うようにベルトが動かなければいけないので、ある程度の隙間は必要。
ところがダイソーの方は、「違う時計のベルトがつけてあるんじゃないか?」と思うぐらいサイズが合ってません。
そのため写真のように大きく隙間が空き、ベルトの根元が左右にグラグラするのです。
全体的にダイソーのベルトはお粗末で、決して高級とは言えないチープカシオと比べても、作りのしょぼさが際立ちます。
付け根だけでなく、ベルト全体の遊びが大きく「シャカシャカ」「グラグラ」して、とっても心もとない感じです。
しかし、これは300円ウォッチ。
そこまで要求するのは酷というもの。
300円という価格を考えれば、合格点をつけてもいいでしょう。
明るいライトは、本家カシオをはるかに凌駕!
なぜなら、ライトの明るさが本家チープカシオよりも断然明るいから。
写真の通り、ライトの明るさはチープカシオの比ではありません。
チープカシオも写真で見るより明るくて、肉眼で見れば時刻が確認できる程度には光るのですが、ダイソーには遠く及びません。
それに比べてダイソーは、写真に撮ると明るすぎて時間が見えないほど。(※)
(※)肉眼で見ると、時刻はちゃんと確認できます。
しかもダイソーには、ボタンを離しても3秒間は点灯し続ける「残照機能」がついているのです!
ライト機能には、ダイソーの方にかなりのアドバンテージがありますね。
24時間表示もそつなくこなす!
あと細かいところでは、24時間表示にした時、デザインが崩れるという、チープカシオの欠点も克服しています。
写真のようにチープカシオは、左端だけ数字の幅が狭いのですが、ダイソーは同じ幅なので24時間表示でも違和感なく表示してくれます。
実際には、そのような配慮をしたわけではなく、単に同じ大きさにしただけだと思いますが、 私的にはこの差は大きいです(※)。
(※)ダイソーの方が好みのスタイルです。
隠しコマンドもしっかり再現!
さらには、隠しコマンドまでしっかり再現しているところも面白い!
右側ボタンを押し続けるとメーカー名が表示される機能こそありませんが、液晶の全表示には対応しているのです。
3つのボタンを同時に押すと、写真のように「液晶の文字が全点灯」するのです。
これは、液晶に欠損箇所がないか確認するためのチェック機能だと思うのですが、ここまで似せているのは凄いことです。
フランク三浦は勝訴したが…
ここまでそっくりだと、フランク三浦の訴訟問題を思い出さずにはいられません。
カシオは本気で相手にしてないと思いますが、 訴訟問題になったらダイソーにとっては分が悪そうです。
売れるだけ売ったら、さっと引き上げてしまおうと言う戦略でしょうか?
そういった訴訟問題とは関係なく、元々ダイソーは商品のライフサイクルが短いので、いつ絶盤になるかわからないですが…
ともかく300円という値段を考えればよくできていますので、コレクションとして確保するのもいいかもしれません。
最後に、いつもなら通販サイトのリンクを貼るところですが、ダイソーは通販をやってないので、店舗検索にリンクを貼っておきますね。
ダイソー店舗検索はこちら
以上、チープカシオにそっくりなダイソーの腕時計「ブループラネット」のレビューでした!
詳しい記事ありがとうございます。
面白そうなので、私も購入してみます。(^^)
そして、「Natoベルト交換」「液晶反転」のカスタムが出来るか
試してみます。
iseebi3さま
コメントありがとうございます。管理人のShowです。
300円なので反転液晶カスタムも思い切ってトライできそうですね!
結果レポート楽しみにしてます。
早速、2個購入し、カスタムしてみました。(^^)
「反転液晶」は可能でした。
幾つかの偏光板を試しましたが、ちょっと薄く見ずらい感じでした。
「黒反転」の他「青反転」「赤反転」も確認しましたが、同様でした。
試行錯誤の結果、
・1個目は「赤の液晶画面反転なし」の赤色と合わせNatoタイプベルトを
交換しました。
・2個目は「ノーマルのグレーの液晶画面」のグレーと合わせて、
Natoタイプベルトのみを交換しました。
1カスタム≒400円でも結構楽しめました。(^^)v
PS.なんと、「Natoタイプベルト」もダイソー100円で売ってました。
恐ろしやダイソー!!!
レポートありがとうございます。
「赤の液晶画面反転なし」のNatoベルトモデルがよさそうですね。
「反転なし」はフィルムを上から貼るだけでしょうか?
それなら難易度が下がるのでチャレンジしてみたいです。
反転ありなしいずれも、既存の偏光フィルムを剥がした後、
好みの色の偏光フィルムを貼ります。
反転ありか、なしかは貼りつける偏光フィルムの
角度によってきまります。
(現物合わせで、徐々に回転していけば見やすい
角度が分かります。)
難易度は、「偏光フィルム」さえ入手していれば液晶の
上に貼られている物を交換するだけなので、私的には低いと
思います。
今回の結果、「反転液晶」にするなら、A158WA-1の方がはっきり
見えます。(ライトオン時は見えずらいですが…)
なるほど。
反転なしでもフィルムは剥がさないといけないのですね。
「偏光フィルム」はネット通販で手に入れるとして、元のフィルムを剥がすところが私的には難しそうに思えます。
でも、いずれはチャレンジしたいところです。
失敗してもブログのネタにはなりますからね(笑)
本体ケースは、どちらも樹脂にメッキでしょうか?
画像で見るとダイソー製品は樹脂に「ヒケ」が見えますね。
メッキの耐久性なども気になります。
そうですね。
どちらも樹脂にメッキです。
おっしゃるとおり、ダイソーの方には「ヒケ」があります。
前面、側面もれなくヒケていて、この辺りに製造技術の差を垣間見ることができますね。
メッキの耐久性はしばらく使ってみないと何とも言えませんが、見た感じではすぐ剥がれてしまうことはなさそうです。
お久しぶりです。
反転液晶特集楽しませて頂きましたが、本当にお疲れ様でした。
私はダニエルヴェリントンコピーの方を買いましたが、
マルマンの特価ベルト(¥4,000⇒¥750)に変えた所、
パッと身「これならDWいらない!」的風体になりました。
ケースやNATOストラップも質感が良く、
使い倒し時計としてもファッションウォッチとしても十分楽しめそうですし、
よく税込み¥540で作れたと思います。
ちょっと危うしチープカシオ&チープシチズン。
鐵さんもダニエル風ダイソー買われたんですね!
実は私も買ってしまいました!
チプカシ風デジタルの隣にぶら下がってたので、素通りできませんでした(笑)
せっかくなので、カシオと絡めたレビューが書けないか、思案しているところです。
詳しく見ると、色々と違っているんですね。素人としては、ただの基盤のパクリコピーなのかと思いました。 それにしても、コスパを思うと商売になっているのが不思議。 タイメックス、158、ダニエルの次に何が出るのか、楽しみです。本家に叱られないうちに。いっそロ〇ックスもどきを期待したいです。
確かに原価だけでも、300円超えてそうですもんね。
ロ〇ックスもどきは他にもゴロゴロありますが、ダイソーから出れば一気に価格破壊が進みますね!
こんにちは
この記事を見て私もダイソーで買って来ました
私の買った時計はベルトの留め金が歪んでいて、うまく留まらない状態でした
この値段なので文句を言うつもりもありませんし、予備で持っている革ベルトかウレタンベルトに交換しようと思います
ところで 私の希望なんですけど、ダイソーでGショック用のカラフルな遊環とかウレタンのベゼルを販売して欲しいですね
>ベルトの留め金が歪んでいて、うまく留まらない状態でした
見た目は似てても、品質管理は本物には及びませんね。
ラジオペンチとかで何とかならないでしょうか?
>ダイソーでGショック用のカラフルな遊環とかウレタンのベゼルを販売
そこまでやったら、さすがにカシオさんから怒られそう!(笑)
「フランクミュラー」と「フランク三浦」のブランド名称が混同するかどうかの争いで
デザインが似てるかどうかは訴訟対象ではないですよ
だからダイソーがデザイン似せようがダイソーでしか売ってないものとチプカシとを
混同するわけないので訴訟を起こされてもダイソー側が負けることはまずありません
よみにゃさん、コメントありがとうございます。
管理人のShowです。
なるほど!
デザインが似てるかどうかは争ってないと。
では私も安心してダイソーウォッチを使うことにします(笑)
私もShowさんと同じで、等幅セグメントが好みだったのと明るいバックライトが魅力で、#593モデルと換装できるか分解してみました.
結果ダイソーのモジュールは寸法がやや厚いようで→A158WではNGでした.
ちょい厚のF105Wは試していませんが、裏ブタの形状がかなり違っていて躊躇しています.
元に戻そうとしましたが、ダイソー裏ブタのネジがいわゆる「木ネジ」タイプで、すでに2ヶ所バカになっており、気密性は望めそうにありません.(一応透明のOリングがありましたが)
\300とはいえ、電池寿命が公称値1年でネジがダメになることを考えると、少々かっこ悪くても10年電池のF201WAがいちばんお得なのかもしれませんね.
pansさん、コメント(換装レポート)ありがとうございます。
やはり寸法が合わないんですね。
しかも、ダイソーの方は電池交換を想定してない造りになってるとは…
見た感じがそっくりでも、やはりカシオの方がしっかり造ってあるということを、改めて実感いたしました。
ダイソー デジタル時計 BULE PLANET の感想。
①時計本体の背面の金属蓋を止めるビスがすぐ錆びる。
②手洗いで水がかぶった際、内部に水が侵入し、直ぐに故障した。
分解し、原因を探った結果、防水のためのパッキンがない為水が侵入。
水や汗に弱いと見ます。
デザインがそこそこ良いので置き時計として使っています。
改めて、本家カシオのチープカシオが普通に良いことを実感。
ムーミン太郎さま
詳細レポートありがとうございます!(管理人のShowです)
見た目は似てても造りはそれなりなんですね。
非防水とは書いてありましたが、パッキンがないとは…
それらを踏まえると、ライト以外は本家カシオの圧勝ですね。
2年位前の某氏のブログやネットで気になっていた100均のアナログ時計。
3軒目のキャンドゥにあり、3針アナログで108円。スウォッチ風の透明プラスチックケースに巻くと切れそうなペラペラのベルト。
でも、粗末にしたくない1本。コレクションが増えるばっかりです…
スウォッチ風のデザインもなかなか面白そうですね。
でも、徒歩で行けるダイソーとは違って、キャンドゥはバスを乗り継がないといけない(交通費の方が高くつく!)ので、なかなかお目にかかれそうにありません(笑)
こんばんは。いつも楽しく拝見してます。
私のダイソーの300円時計本日壊れたようです。
約1か月くらい前に、
なんとなく、ただ買ってきて、こんな感じなんだて暫く枕元に使わずに飾っていて
今見たら、画面表示が全くされていません。
想像ですけど、電池切れかな?
買ってから全く使っていない(身に着けていない)です。
1度だけ、インスタントラーメンを作るのに3分計っただけです。
まあ、電池交換する気もなく、もういいらないですけど。
時計自体は新品とはいえ、9680さんが購入された時点で、ある程度電池は消費されているので、故障ではなく電池切れの可能性もありますが、さすがに1ヶ月は短すぎだと思います。
そういう意味でも、品質はそれなりな感じですね。
やはり、本家カシオの方が信頼できます!
文字盤を比べるなら、A158WEのほうが良い気がします。
kazuさま
コメントありがとうございます。ブログ管理人のShowです。
とりあえず手持ちのA158WA-1と比較しましたが、おっしゃるとおりA158WEと比べたほうが、そっくり感がより伝わったでしょうね。
また気づき(ツッコミ?)等ありましたら、よろしくお願いします!
たまたま寄ったダイソーにありました、91もどき、330円。盤面は旧モデルと若干デザイン違い、ライトは反転液晶風で明るい。そしてアラーム音量が大きい。ベルトは華奢ではない。何ともコピーがチプカシを凌駕するか… でも、防水機能無しにつき、使い捨てになるのかな。 作っている人の工賃や如何に…
CASIOのモジュールは設計が古いですからね。
カレンダーも永久対応なので、ずっとこのままだと思います。
もしリニューアルするとしたら先日発売されたカシオトロン復刻版のような高価帯になるでしょうね。
ダイソーのカシオもどき、半月程でアラーム等が鳴らなくなりました。ライトは明るいんですが。
その後、カシオトロンを検索していたら、LF20wにヒット。チプカシ価格ですかね、思わずポチ。昔はこのような機種は相当に高額だったような。 ただ、届いた実物はやや小さくて、実用には難がありそうです。+
しょせん見た目だけの模倣品ですからね。そんなものでしょう。
LF-20Wは西暦・和暦を表示するように改造しました。
年月日、曜日、時分秒、アナログの全表示が便利で気に入ってます。