G-SHOCKの新時代が幕を開いた…
そんな未来を予感させるニューモデルが登場した。
それが今回紹介するGA-2000シリーズだ。
目次
洗練されたデザイン
まずは、このデザインをじっくり確認してほしい。
岩のようなゴツゴツした突起物が姿を消し、滑らかな表面に変化したことに、気づいていただけただろうか?
ボタン周辺の突起(ボタンガード)が姿を消し、G-SHOCKのイメージを大きく覆すデザインに変化したのだ。
これはカーボンコアガードという新技術によってもたらされた変化であり、G-SHOCKの新時代到来を予感させる理由の一つだ。
ローレット加工の大型ボタン
しかも変わったのは見た目だけではない。
ボタンが格段に押しやすくなったのだ。
邪魔な突起がなくなったので、ボダンにダイレクトに触れることができる。
すべてのG-SHOCKに触れたわけではないので完全比較はできないが、過去最高の操作感といっていいだろう。
ボタンにはローレット加工が施してあり、高級感も漂っている。
交換可能なバンドの採用!
そして、もう一つの大きな変化が、バンドが交換できること。
これまでG-SHOCKには、腕時計を楽しむためのピースが一つ欠けていた。
他の腕時計でのバンド交換の様子
それがバンド交換だ。
バンド交換は、腕時計を楽しむ上で欠かせないものといっていい。
バンドを交換するだけで、腕時計のイメージは激変する。
同じ腕時計でもバンドを変えるだけでガラリと印象が変わる
同じ腕時計でもバンドを変えるだけで、印象がガラリと変わる
バンド交換は腕時計の楽しみの一つ。
しかしG-SHOCKでは、その楽しみを味わうことができなかった。
正確にいえば、G-SHOCKでもバンド交換は可能なのだが、それには大きな制約がともなっていた。
従来型G-SHOCKのバンド交換の制約
- 適合するバンドがカシオ純正品に(ほぼ)限定される
- 純正バンドは入手が困難(カシオはバンド単体では販売していない)
- 交換作業の難易度が高い
- 外付けパーツ(先環アダプター)を用いる方法もあるが、交換可能なバンドが引き通しタイプに限定される
しかし、この度発売されたGA-2000シリーズでは、これらの制約が見事に解消されたのだ。
社外品バンドにも交換が可能!
なんといっても、自由にバンド交換ができるようになった事のインパクトは大きい。
これで、G-SHOCKでもバンド交換が楽しめるようになった。
純正バンドの単体販売もアナウンスされており、バンド選択の幅が広がったのは嬉しい限りだ。
スライドレバーで簡単に交換可能!
交換作業の技術的問題も、スライドレバー式バンドで解消された。
バンド裏面のレバーを引くだけの簡単操作で、あっという間に交換できる。
棒のほうがやりやすいが、手でも操作可能である。
バンドを交換するだけで、こうもイメージが変わるのか!?
今回私は、2種類の社外品バンドを購入してみた。
バンドを交換するだけで、こうもイメージが変わるのか!?
これがバンド交換の醍醐味なのだ。
記事末尾で社外品バンドの選定方法について解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。
時計自体の魅力も十分
しかし、いくら自由にバンドか交換できるといっても、時計自体に魅力がなければ価値は半減するだろう。
その点もGA-2000シリーズは、十分すぎるほどクリアしている。
しなやかで腕に良くなじむ樹脂製バンドは、カーボンパターンつきの2色形成で、デザインもG-SHOCKらしいクールなものだ。
極上のフィット感
バンドのカーブも絶妙で、大型G-SHOCKにありがちな「手首両側に隙間が空いて見栄えが悪くなる」という問題も解決されている。
DW-6900を装着した様子
GA-2000を装着した様子
DW-6900を装着した様子
GA-2000を装着した様子
ゴツイ見た目からは想像できないほど軽量なので、装着感も良好だ。
カシオらしいゴチャゴチャ感も健在!
ルックスも申し分ない。
G-SHOCKおなじみの起伏の激しい凸凹の形は姿を消し、より洗練されたスタイルになっている。
それでいて、彫りの深い文字盤はG-SHOCKらしいデザインで、いい意味でのカシオらしいゴチャゴチャ感は健在だ。
つや消し基調の配色は落ち着きがあり、安っぽくなりがちな樹脂製品のハンデは感じさせない。
ベゼルを固定しているビスも、程よいアクセントになっている。
これまでにない洗練されたデザインを採用しながら、G-SHOCKらしさを維持しているのは、さすがカシオというほかない。
パーツごとの色合いが微妙に違う
一方で、差し色である「イエロー」の色調が不揃いなのは疑問が残る。
バックカバー、文字盤のロゴおよびリング、針の色味が微妙に異なり、統一感に欠けるのが残念だ。
インデックス(5分ごとの目盛)も樹脂の素材感が目立っており、やや高級感に欠けるきらいがある。
とはいえ、G-SHOCKのアイデンティティーともいうべき起伏の激しいデザインから脱却したことには拍手をもって歓迎したい。
裏蓋には新ロゴが
バックカバーの新ロゴ「CG(カーボンコアガード)」からも、新世代G-SHOCKの到来を予感させる。
標準的な機能にとどまる
その一方で、機能的には物足りなさを感じてしまう。
標準的な機能にとどまり、電波もソーラーも未搭載である。
液晶が小さく反転表示のため、アラームなどの使い勝手は、デジタルのG-SHOCKよりは劣ってしまう。
回転ディスクによるモード表示インジケーター
しかし、文字盤9時位置のモード表示は、視覚的にも楽しい機能だ。
左下ボタンのプッシュと同期する、回転ギミックが面白い。
しかも、視覚的な楽しさだけでなく、実用的な便利さも加えてある。
例えば、タイマーが使いたいのならディスクの「TR」が9時位置に移動するまで左下ボタンを押せばいい。
当たり前のことを書いただけに思えるが、実際に使ってみると、その便利さが良く分かる。
モード表示の回転移動を目で追いながら操作できるので、ボタン押しすぎのミスが無いのだ。
ボタン長押しで基本表示に復帰
さらに、基本表示への復帰方法も一工夫されている。
どのモードが表示されていても、左下ボタンの長押しで基本表示に復帰する。
通常とは異なる操作音(「ピピッ」と鳴る)で知らせてくれるので、目で見て確認する必要はない。
文字盤と液晶の両面を照らすスーパーイルミネーターLED
夜間の時刻確認には、スーパーイルミネーターLEDが役に立つ。
LEDが文字盤と液晶を明るく照らすので、アナログ・デジタルともに夜間の視認性は十分高い。
フロントボタンも押しやすく、簡単に点灯させることができる。
このように、GA-2000のポテンシャルは非常に高い。
この路線を突き詰めていき、多種多様なG-SHOCKを送り出してほしいと願うばかりだ。
社外品バンドの選定方法
最後に、社外品バンドの選定方法について確認しておこう。
- 取り付け幅は「24mm」
- よほど特殊な形をしていない限り、幅さえ合っていれば取り付け可能
- スライドレバー式バンドを強く推奨
バンド取り付け幅は24mm。
スライドレバー式なら、工具無しで交換できる。
簡単に交換できるばかりでなく、工具で時計を傷つける恐れもないので、スライドレバー式を強く推奨しておきたい。
楽天とアマゾンのリンクを貼っておくので、ぜひ参考にしてほしい。
バンド交換イメージを再確認!
最後にもう一度、私が選んだバンドの交換イメージをご覧いただきたい。
バンドを交換するだけでイメージが大きく変わることが、ご理解いただけたものと確信している。
これを参考に、あなたもG-SHOCKの装いを変える楽しみを味わってほしい。
アリゲーター型押し革バンド(イエロー)
まず試してほしいのが、この黄色の革バンドだ。
バックカバーの黄色とマッチして、よりカジュアルなスタイルになっている。
バンド裏面には、防水性の特殊素材が用いられているので汗にも強い。
スライドレバーが標準装備されているため、GA-2000の交換バンドに最適だ。
カーボンパターンのラバーバンド(イエローステッチ)
次におすすめするのが、カーボンパターンの模様入りラバーバンド。
オリジナルバンドに近い雰囲気を保ちつつ、よりスポーティーなイメージになった。
ラバー素材なので、もちろん汗にも強い。
リンク先の店舗では、スライドレバーに無料で加工してくれるので、注文時には必ず加工を依頼してほしい。
尾錠(留め具)の色も無料で選べる。
黒を選択すれば、よりスポーティーなイメージになるはずだ。
同店舗では、このバンド以外の商品も(一部を除き)スライドレバーに無料で加工してくれるので、他のバンドを探すのもいいだろう。
取り付け幅24mmバンド一覧のリンクを貼っておくので、ぜひ参考にしてほしい。
腕時計ベルト専門店「mano a mano」の取り付け幅24mmバンド一覧
こんばんは、ご無沙汰して申し訳ございません。こんなGが出たのですね?
進化してますね~(^^)さて私は今回、レンジマンを購入しました、この歳
でキャンプデビューすることになり、野外で似合うものと・・・プロトレ
が、あるのですが?カシオ病に侵された身には逆らえません!!先日チト
悔しいことが、会社の後輩の倅殿が、就職と、そこで腕時計をプレゼント
したいが、この辺りがいいかと思うけど、どうですか?と聞かれたので
見て見ると、セイコーのGPSアストロン、良い値段ですよ?
GPSが良いならシチズンのサテライトもあるし、カシオにはオシアナス
の同じGPSもあるから・・・と。数日後結局セイコーに決めたと・・
随分、張り込んだね?と言うと、シチズンは形がイマイチで?次の一言
カシオは安っぽくて?絶対嫌だったと!!腹立たしいのを堪えて、何で?
と聞くと、あそこはデジタルメーカーだから・・・と。あまり時計に普段
興味の無い人には、そんな認識なのかなぁ?と。確かに時計メーカーと
しては、後発ですが今や世界最強のGショックメーカー、後にも先にもこれほど
の物はこの世には存在しないのだ!と(^^;憤慨しました。とカシオ贔屓の
私は強く思ったのでした。チャンチャン サイト頑張って下さい!
bitiさま、お久しぶりです。
プロトレックとレンジマンではまた趣が違いますから、それはカシオ病というより、カシオ愛というべきかもしれませんね。
悔しい思いをされたとのことですが、後輩さんの言われることも少しは理解できます。
一般的には、セイコーとカシオでは、ブランドイメージの格が違うと認識されているのは否めないと思います。
でも、製品そのものをじっくり見てもらえれば「カシオもいいな」と認識してもらえるのではないか?と思うのですが…
たぶん比較の土俵にすら、上げてもらえなかったのでしょう。
とても残念です。
私もカシオびいきなので、公平にはジャッジできない面もありますが、デザイン含めてオシアナスの方が好きですね。
今回レビューしたG-SHOCKの技術を突き詰めていけば、ビジネスシーンにもピッタリなG-SHOCKも作れるはずだと、内心期待しています。
ところで、Facebook版のカシオ腕時計マニアックスというのを始めました。
このコメント欄でやり取りする感じで、いろんなカシオ好きの人とコミュニケーションがとれる、腕時計コミュニティーです。
もしよかったら参加されませんか?
例の保管場所(時計の群れ)の時計たちを見せていただけたら嬉しいです。
参加にはFacebookのアカウントが必要なのですが、アカウント無しでも活動内容の一端を見ていただけるページをご用意していますので、一度ご覧になっていただければ幸いです。
↓
https://www.facebook.com/CWM%E5%BA%83%E5%A0%B1-325536278147805/
おはようございます、ショー様のご意見ごもっともです、自分にも
理解できます、ブランドイメージ・・私も西洋時計を何個か所有して
おります、デジタルなどはなかった時代育ちでしたから、今や?とても
じゃないけどの値が付いているR社やらも。しかしあれは今、恥ずかしくて
とても付けられません、勝手に作り上げられた商売人たちの高級感に影響
されたおかげで?ミーハー丸出しです。自分が勝手に思っている事で、恐縮
ですが、時間はタダです、後は用途に趣味性。私にはステータスイメージは
無縁ですので、もし違う人がおられたならばお許し下さい。まぁ、何を
選ぶのも個人の自由なんですけどね?(^^:
R社などの高級ブランドの時計は、確かにデザインも良くて欲しいと思わせる何かがありますが、一方でその価格は品質に見合ったものなのか?という疑問もあります。
国内メーカーにはない魅力があるのは確かなのですが…
そういう意味では、後輩殿が日本のセイコーに決めたのは賢明だったかもしれませんね。(カシオじゃないのが少し悔しいですが)
あ、でもドイツの時計は大好きです(笑)