ありがたいことに、記事のアイデア(リクエスト)をいただきましたので、さっそく記事にしてみました!
その内容は、「ダニエルウェリントン風ダイソーウォッチの電池交換」。
まだ電池は切れてませんが、500円ウォッチの中身も気になったので、チャレンジしてみた次第です。
ターゲットは、この腕時計。
改めて手にしてみると、500円とは思えないクオリティーに驚かされます。
はたして、この腕時計の中身はどのようになっているのでしょうか?
さっそく裏ブタを開けてみましょう!
目次
裏ブタをこじ開ける
まずは開け方の確認から。
この腕時計の裏ブタは、「テコの原理」でパカッと開けます。
ではどうやって「パカッと開ける」かというと…
裏ブタを横から見ると、写真のように隙間があるので、ここに工具を差し込んでこじ開けるのです。
使う工具は、その名も「こじ開け」。
そのまんまの名前ですね(笑)
こんな感じで隙間に差し込んで、テコの原理でこじ開けます。
滑らせて手を刺さないよう、注意しましょう。
開けてみるとこんな感じ。
予想通り?スカスカでした。
電池は、この白い部品(スペーサー兼電池抑え)で固定されているので、これを外して交換します。
内蔵電池はSONYではなく…
しかし電池はSONY製!ここは手を抜いてない!
と思ったのもつかの間、よく分からないメーカーの電池でした。
香港のメーカーのようですが、紛らわしい名前ですね。
電池の種類は「SR626SW」なので、電気店、ホームセンター等で簡単に手に入ります。
もちろんダイソーでも。
こんな感じで、電池を交換して…
(※)ショートの恐れがあるので、電池はプラスチック製のピンセットでつかんだほうが良いようです。
スペーサー(電池抑え)を元に戻したら、電池交換完了です。
防水対策を忘れずに…
「あとはフタを閉じておしまい」、と言いたいところですが、その前に防水対策をしておきましょう。
裏ブタについてるパッキンをいったん外して…
シリコングリスを塗布します。
ただし、シリコングリスは水飴みたいに粘り気があるので、均一に塗るのは難しいです。
そのため、塗布器という専用の道具があるのですが、ここはあえて100均グッズで塗布器を作ってみました。
こちらが完成した「自作・塗布器」。
自作といっても、紙めくり用の事務用スポンジをフタ側に固定して、表面にシリコングリスを塗っただけ(笑)
これでパッキンを挟んで、2,3回グリグリッとスポンジをねじれば、パッキンにグリスが均一に塗布されるという仕組みです。
(本物も仕組みは同じです。持ってませんが…)
グリスを塗ったら、パッキンをフタに取り付けます。
いわゆる水と油の関係ですが、潤滑用として販売されてるグリスの多くは、ゴムパッキンを痛めてしまうので使用できません。
実はフタを閉じるのが一番難しい
最後にフタを閉じて完成ですが、これが一番の難関です。
といってもやり方は単純で、フタを上から押し込むだけなんですが、口で言うほど簡単じゃないです。
手で押し込んでも、はまらない時計がよくあります。
(簡単にはまる時計もありますが、やってみないと分からない)
なので、専用工具を使いましょう。
こちらの「裏蓋閉め器」でプレスすれば、実に簡単にはまります。
特に力をこめる必要はなく、レバーを引くだけで完了です。
(それにしても腕時計の道具って、そのまんまの名前が多いですね)
引きで見ると、こんな感じ。
もしかしたら、ダニエルウェリントン風ダイソーウォッチは、手で押すだけで閉まるかもしれませんが、これを使ったほうが確実です。
試してみるなら自己責任で…
以上で「ダニエルウェリントン風ダイソーウォッチの電池交換」はおしまいですが、いかがだったでしょうか?
案外まともな中身でしたね。
これなら、けっこう長く使えそうです。
(スカスカでしたが、廉価な時計はどれもこんなものです)
道具代がかかるうえ故障のリスクもあるので、お勧めとはいえませんが、道具を揃えてあれこれするのも、これはこれで楽しいものです。
とはいっても、試してみるなら自己責任で…
もし故障しても、責任はとれませんよ!
必要な道具はこちら
といいつつ、一応道具は紹介しますね。
更新を楽しみに拝見しています。今回はダイソーの時計ながらも細心の注意をはらった作業動画を拝見して、時計愛がひしひしと届きました。参考にさせてもらうべく、動画をPCに保存しました。
キャンドゥのスゥオッチもどきですが、別の店で色違いのベルトが黒で文字盤は白を見つけ、2本ゲット。
ちょうど月末につき、月差を確かめようと思っています。
こちらこそ、いつもコメントありがとうございます。
いくら安いからといって、壊してしまったらガッカリですからね。
なので、できるだけ慎重に作業しました。
つたない動画ですが、参考になれば幸いです。
月差テストの結果が出たら、また教えてくださいね!
UPありがとうございます。
よくわかりました。
特に内部が見れたのは初めてでよかったです。
こちらこそ良いアイデアをいただき、ありがとうございます。
「電池交換の記事(動画)もあったほうがいいな」と思っていても、なかなか行動に移せないでいたので、良いきっかけになりました!
更新を楽しみに拝見。
この冬はアナログ4針のGMTが欲しくなり、リサイクル店をぶらぶらと。某店に金網にぶら下がった時計の中に気になる1本あり。税込み2700円で連れて帰り、調べてみると現行品?WVA\-M560-1AJFかと。黒文字盤にゴールドの針、6局受信。ガラスの傷と取説無しが安価の理由かも。カシオから取説をダウンロードして、設定等を試行中。
4針GMTはテクノスあたりが予算と合致。上野アメ横の伊勢屋という、やたらと品数が豊富な時計屋に近々行く予定。
セリアのアナログ108円時計、月差は1,2分程度。自動巻きが好きな私としては、そう気になりません。
毎度のバカ話を失礼。来年も更新を楽しみにしています。
なかなかの掘り出し物ですね!
WVA-M560-1AJFでしたらガラスはプラスチック製なので、傷の深さにもよりますがコンパウンド(傷が浅ければ歯磨き粉でも)で磨けば目立たなくなると思います。
テクノスのGMTというと、ロレックスのGMTマスター風のやつですね。
デイトナ風のテクノスを持ってますが、よくできた時計だと思います。
(デザインがアレなのはさておき)
昔の高級時計メーカーだった頃の名残があるというか、他のデザイン拝借時計メーカーよりも出来がいい感じがします。
次の記事ですが、なんとか年内の更新目指して執筆中です。