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Gショックもどき?でも質は高い!
写真のように外観はGショックの6900系によく似ています。
というか、パッと見では、Gショックにしか見えませんね。
ラインナップ的には廉価版Gショックという位置づけなのかもしれませんが、実物を手に取ってみると安っぽい感じは全くなく、Gショックと並べても何ら遜色ありませんよ。
よく、写真だと良く見えたけど実物はかなり安っぽくてガッカリ…という口コミの腕時計を見かけることがありますが、この腕時計は関しては決してそんなことはありません。
わずかに防水機能と耐衝撃性能が劣るくらいで、しなやかに腕にフィットするベルトの装着感は、むしろGショックを上回るのではないかと思うぐらいです。
バイブの振動は弱い?いえいえ十分実用的な強さです!
さて気になるバイブ機能ですが、初めて使った時は少し振動が弱い気がして「この程度の振動でアラームに気づくかな?」と心配になりました。
しかし、その心配は杞憂に終わりました。
振動を確認するためアラームを試してみると「あれ?こんなもの?」と感じてしまうのですが、実際にアラーム(またはタイマー)が必要な状況で使用してみると、「あっ時間だ!」という具合に確実に振動を感じ取ることができるのです。
今か今かとバイブが震えるのを待っていると、振動に対する期待値が高くなってしまい、実際の振動とのギャップで物足りなく感じてしまうのではないかと思います。
例えば、不意に肩をトントンと叩かれて、自分でも驚くぐらいビクッと反応したことはありませんか?
「今から叩くよ」と予告されて叩かれるのと、不意打ちで叩かれるのでは、同じ強さで叩かれても感じ方が違うのと同じ理屈です。
楽天などのレビューに「振動が弱いという」口コミが散見されるのには、そういう背景もあると思います。
もし今以上にバイブが強いと、アラームの度に体がビクッと反応してしまい、ちょっと困った事態になりかねません。
ケイタイ・スマホよりも体への密着度が高いので、アラームを見逃す恐れはほとんどないはずです。
マナーモードだけじゃないバイブの有効な使い方!
この腕時計は操作音を鳴らさず、アラームをバイブで通知することができますので、周囲に気づかれないようにアラームを使いたいという、マナーモードとしての用途が多いのではないかと思いますが、実際に使ってみるとマナーモード以外にも、他の腕時計にはない有効な使い方があることが分かりました。
それは、普通の腕時計のアラーム音では聞き取れないような騒音の大きな場所でも、アラームを見逃すことが無いという事です。
実際に使ってみると、店内放送が流れるスーパーでの買い物中であろうと、水道をジャージャー流しながらの洗い物の最中だろうと、バイブの振動でアラームを確実に察知する事ができました。
振動の大きい工具などを使っていない限り、この腕時計をつけておけば、大事な時間を忘れてしまう事はありません。
朝の目覚ましには使えないが、仮眠なら十分使えるバイブ機能
もう一つ、目覚まし時計として使えるか数日間試してみましたが、残念ながらこの腕時計のバイブでは目覚めることができませんでした。
個人差はあると思いますが、さすがに熟睡から目覚めるほどの振動ではないようです。
それでも仮眠なら十分使えると思います。
その場合は、少しきつめに腕に巻くとより効果的です。
参考までにバイブの震え方を記しておきます。
モード | バイブの振動 |
---|---|
タイマー | 1秒間に1回振動(ブーッ)を10秒繰り返す |
アラーム | 1秒間に2回振動(ブルッ・ブルッ)を5秒繰り返した後、1秒間に1回振動(ブーッ)を5秒繰り返す |
チャイム | 毎時00分に1秒間振動(ブルッ・ブルッ)する |
各機能終了後は、モードボタン1回で時計表示に戻る!
あと、地味に便利なのが、時刻表示モードへの復帰方法です。
Gショックを始め、ほとんどのデジタル腕時計では、ストップウォッチなどの機能使用後に時刻表示に戻るには、モードボタンを数回押す必要があります。
例)ストップウォッチ→タイマー→アラーム→時刻表示(モードボタンを3回押す必要がある)
ところが、この腕時計は、操作終了後にモードボタンを1回押すだけで、ダイレクトに時刻表示に戻るのです。
例)ストップウォッチ→時刻表示
(途中のアラーム、デュアルタイムを飛ばしてダイレクトに時刻表示に戻る)
実際に使ってみると分かるのですが、モードボタンを1度押すだけで時刻表示に戻る機能は、地味ながらとても便利です。
ちょっと残念な仕様も…
さて、以上のように良いことずくめの腕時計(W-735H)ですが、少し残念なところもあります。
尾錠、つく棒がプラスチック製
尾錠、つく棒とは、ベルトの留め具の事ですが、ここがプラスチック製のため、強度的には若干不安があります。
よほどのことが無い限り折れてしまう事はないと思いますが、ここは金属部品を使用してほしかったですね。
ストップウォッチ、タイマー計測中は現在時刻が表示されない
計測中も現在時刻を表示する腕時計のほうが少数派なので、この点については「残念な仕様」という程でもないのですが、スタートボタンを押すまでは現在時刻が表示されているので、残念感が増してしまうのです。
計測時間が短くなってもいいから、計測中に現在時刻を表示してほしい人はたくさんいると思うのですが…何故こんな仕様になったのかちょっと残念ですね。
高輝度の白色LEDライトで夜間の視認性もバッチリ!
Gショックでは限定モデルで時折目にしますが、その他のカシオ・ブランドではグレーは珍しいですね。
他の人とかぶりにくいので、個性を主張するファッションアイテムとしても役立ちそうです。
ライトは高輝度白色LEDなので、夜間の視認性もバッチリです。
海外モデルなので日本語説明書はありませんが、操作は簡単です!
海外モデルなので日本語説明書はありませんが、操作は簡単ですからすぐに使いこなせると思います。
唯一分かりにくいのがバイブの設定で、基本時計表示のときに右下のボタンを長押しすると、バイブを設定・解除することができます。
詳細はレビュー動画を参考にしてくださいね。
動画レビューでカシオ・スポーツW-735H-8A2の詳細を確認!
カラーバリエーションも豊富にラインナップ!
今回ご紹介したのは本体カラーがグレーのモデルでしたが、これ以外にもネイビーやブラウンなどの少し珍しいカラーもラインナップされていますので、人とは違う腕時計が欲しいあなたにピッタリだと思いますよ!