以前このブログでGショックを買う理由をこじつける記事を書きましたが、見事?自己規制の解除に成功して購入に至りましたので、使用レポートを書くことにしました。
で、購入したのがこれ。
GW-8900A-7JFです。
目次
反転液晶はカッコイイが読み取りづらい…
ゴツゴツした外観で、サイズも大きく迫力がありますね。
同型の黒モデルが無骨で骨太な印象を受けるのに対して、ボディーカラーが白になった途端、洗練されたスマートな印象になるのが不思議です。
おそらく本体の白と、黒のボタン、ベゼル、ディスプレイ部のコントラストが効いてるのだと思います。
その反転液晶のディスプレイですが、本製品の印象をぐっと引き締めている反面、視認性は今一つよくありません。
デザイン重視と言いますか、完全に見栄え重視の作りになっています。
ちょっと本題からそれますが、「デザイン重視」という表現について一言。
よく見た目は良いが使い勝手はイマイチのものに対してデザイン重視などと言いますが、デザインという言葉の本来の意味からいうとこの表現は間違っています。
デザインの良い製品とは本来、使いやすくてカッコイイもの(例えばiPhone)を指しますので、デザインを重視しているのであれば、使い勝手が悪いはずがないのです。
ですから、この腕時計のように時計本来の機能である、時刻の視認性が低いものはデザイン重視ではなく、見栄え重視と呼ぶべきなのです。
それにしても、見栄え重視の腕時計なのに時間が読み取りずらいというのは皮肉なものですね。
数年前に黒づくめのオールブラックの腕時計が流行しましたが、あれは腕時計をアクセサリーとして捉え、あえて視認性を度外視したものでした。
今や腕時計をつけなくても時刻を知るのに苦労しませんから、この腕時計もアクセサリー感覚でつけるべきなのでしょうね。
家電量販店のショーウインドウではハッキリ見えたが…
白と黒のコントラストがカッコ良く、その見た目に惚れて購入したので、見えにくいことはある程度覚悟していたのですが、ここまで視認性が悪いとは思いませんでした。
購入先の家電量販店のショーウインドウでは、通常液晶モデルと比較しても遜色なく、むしろハッキリ見えたぐらいなのですから。
その場で試着したときも、時刻はハッキリ読み取れたんですよね。
そのからくりは帰宅後に装着して分かりました。
当然と言えば当然ですが、家電量販店の照明は我が家より数段明るいのです。
そのうえで、文字がはっきり読み取れるように、ベストポジションに照明が当たるように展示されているのです。
ですから、この腕時計の購入を検討されている方は、「時刻が読み取りにくい」という事を前提に検討してください。
使用環境によっては本当に見づらいです。
屋外でも夕方や曇りの日などはよく見えません。
ベストポジションで見れば、この上なく美しい!
ただ、ベストポジションに光が当たれば、この上なく美しいことも確かです。
しかも、バックライト点灯時の美しさはまさに別次元です!
高輝度白色LEDですから、夜間でもクッキリ時刻が読み取れます。
腕を傾けると自動的に点灯する機能もありますから、夜間の視認性は非常に高いです。
この辺りは反転液晶の強みでしょうね。
機能性はGショックの中でもトップクラス!
一方、腕時計としての機能は充実しており、その機能性はGショックの中でもトップクラスです。
一番便利なのが、ライト点灯ボタンが本体正面についているので、操作性が良いという事。
右上ボタンがライト点灯に割り当てられているモデルでも、アラームやタイマーなど時刻セットの時には戻るボタンの役割をするモデルもありますが、この腕時計はライト点灯ボタンが独立していますので、ワールドタイムの都市選択のときにも右上ボタンが戻るボタンとして機能するのでとても便利です。
また、ストップウォッチのスプリットタイム計測とリセットが、右上ボタンで操作できるのも直感的でありがたいです。
ワールドタイムモードでは、該当都市の時刻と共に日付が表示されるのが便利です。
日付変更線を意識しなくてもよいので、ワールドタイムを頻繁に使う人には便利な機能だと思います。
更に基本時刻表示モードで右上ボタンを押すと、ディスプレイ上段に他都市の時刻が表示されるので、デュアルタイムとしても使用できるという、配慮の行き届いた設計です。
ストップウォッチとカウントダウンタイマー使用中に現在時刻が表示されないのは少し残念…
ただ、個人的に残念なところもあります。
それは、ストップウォッチとカウントダウンタイマー使用中に現在時刻が表示されないこと。
せっかくの二段ディスプレイを有効活用できてない気がします。
ストップウォッチ計測中には上段ディスプレイには、計測から何時間経過したかの「時」が表示されますが、下段ディスプレイで99分まで計測するようにして、ディスプレイ上段には現在時刻を表示してほしかったです。
カウントダウンタイマーの時は、上段ディスプレイには、セットした時間が表示されます。
「セットしたのが30分で、あと残りが24分だから6分経過したんだな」という使い方を想定した設計だと思いますが、カウントダウンタイマーは残り時間が分かればいいんですよね。
ストップウォッチとカウントダウンタイマー使用中に、現在時刻が表示されるモデルもあるので、設計上はそんなに難しくないはず。
という事は、考えられるのはモデルごとの差別化でしょうね。
「その機能が欲しいんだったらこっちを買ってね」ということで、機能がかぶらないようにして、まんべんなく売れるようにしているのでしょう。
まあ、そんな細かい所にこだわるのは少数派でしょうから、機能的には不足を感じることはないはずです。
白と黒のモノトーンでまとめたルックスは、精悍かつキュート!
そうなると残念なのは、時刻の読み取りづらさですが、アクセサリーとして見れば評価は一変します。
やはり白と黒のモノトーンでまとめた色調はコントラストが鮮やかで、精悍でもありキュートでもあります。
私などファッションセンスがありませんから、この腕時計をおしゃれに決めるのは難しいのですが、ファッション上級者の腕にはまれば本当にカッコよく決まると思います。
実用性を求めるなら通常液晶のGW-8900-1JFをおすすめしますが、このカッコよさは捨てがたいですよね。
願わくばこのカラーリングで通常液晶モデルもラインナップしてくれてたら、そっちを購入してたのですが…
その希望に近いモデルとして、GW-8900LG-8JFがあるのですが、白じゃなくて艶消しのホワイトグレーなんですよね。
写真ではよく分かりませんが、白というよりグレーに近いです。
でも、カッコイイので総合的には満足してます。
使用頻度は少なめですが、ちょっとお洒落してお出かけするときにお呼びがかかる感じですね。
あと、白なので汚れが目立つと思われるかもしれませんが、汚れはあまり気にしなくてもいいと思います。
白といってもプラスチックの地の色ではなく、光沢塗料で塗装されていてツルツルしてるので、汚れてもふき取ればキレイに落ちます。
塗装されていない遊革(ベルト止めの輪っか)は、黄ばんでくるかもしれませんが、本体とベルトは黄ばむ恐れはないと思います。
塗装も少々の事では剥がれることはなさそうです。
という訳で、ちょっと文字盤が見にくいけど、とってもカッコイイGW-8900A-7JFでした。
PS.
ディスプレイ左上のダイヤルみたいなのは、秒針のように1秒ごとに点灯と消灯を繰り返すグラフィック表示で、実用上のメリットは殆どなくて、見栄えを良くする装飾のようなものです。
GW-8900A-7JF動画レビューはこちら!
カラーバリエーションも豊富にラインナップ!
今回レビューしたGW-8900A-7JF以外にも、文字が読み取りやすい通常液晶のGW-8900-1JF、オールブラックが精悍なGW-8900A-1JFなど、バリエーションも豊富です。
実用性を重視するならGW-8900-1JFがオススメですが、反転液晶のかっこよさも捨てがたいですね。
GLS-8900の液晶反転モデルを購入しました。
反転はちょっと嫌な予感がしたのですが、ベルトとベゼルの色で仕方なくの選択でした。
結果、明るい屋外でも見難いですし、日が沈んでからも見難いですし、良い所がありません。
液晶の黒い部分が光をさえぎる関係上、影で文字が細くなってしまうのとコントラストが低くなるのが原因かなと思っています。
そしてストップウォッチで現在時刻が見えなくなるのも似ています。
しかし、ストップウォッチモードでの0:00:00時と、カウントダウンモードでは現在時刻が表示されるようです。
しかし、液晶の視認性の悪さに耐えかねたのと、
ソーラーも電波もない事からGW-8900を買い増しました。
もちろん液晶「非」反転モデルです。
これからニコイチします。
使わない時計とベルトベゼルは誰かに上げてしまう予定です。
おき様
コメントありがとうございます。ブログ管理人のShowです。
確かに反転液晶はデザイン性優先で、視認性は劣りがちですね。
特に8900の反転液晶は、他モデルよりもいっそう見づらい感じがします。
同じ反転液晶でも、GW-M5610BCはノーマル液晶と比べてもそれほど差は感じないので、機種による差もあるようです。
それにしても、本体と液晶の組み合わせで欲しいモデルが限定されるのは、何とかしてほしいですよね。
自由に組み合わせが指定できる「セミオーダー」とかあればいいのに、と思ってしまいます。