この腕時計と出会ったのは、時をさかのぼること約1年前(2013年)の6月、まだこのブログの構想すらない頃です。
梅雨の晴れ間のある日なにげなく楽天の腕時計めぐりをしていたところ、キラリと光る近未来的デザインの腕時計に目を奪われ、気がついた時には購入手続きが完了していました。
いつもは見て楽しむだけにとどめて無駄遣いをしないようにしているのですが、この腕時計ばかりはこらえきれなかったのです。
目次
80年代を連想する近未来デザイン!
その魅力は何と言っても80年代のデジタル腕時計を彷彿とさせる近未来デザインです。
2013年の今(当時)80年代テイスト溢れる腕時計に出会えるとは思ってもいませんでした。
思い起こせば、1970年代末から1980年初頭にかけていくつもの名機が生まれました。
アナログとデジタルを融合したシチズン・デジアナ、アナログさえも液晶にデジタルで表示したセイコー・デジボーグ、世界地図を文字盤に浮かべてワールドタイムと連動させたセイコー・アトラス…
辛口の人からはパクリデザインと一蹴されるかもしれませんが、私に言わせればこの腕時計はメーカーの垣根を越えた80年代デジタルへのオマージュなのです。
プラスチックボディにウレタンバンドの簡素な造り
一方、腕時計の造りこみと言えば、その近未来的なデザインとは裏腹にボディからバンド、尾錠、つく棒に至るまですべて樹脂製といういたって簡素な造りです。
そのためいわゆるチープカシオに分類されることもあるようですが、中途半端に高級感を出されるより潔くて好感が持てます。
近未来デザインを強調するデジタル表示のアナログ時計
ディスプレイ左上の円形ダイアルはアナログ時計です。
本来3次元の針で構成されるアナログ時計を2次元の液晶にデジタル表示しているところに、この腕時計のデザインコンセプトの一端が表れています。
興味深いのが秒針の表示方法です。
秒針と言いながら実際には針ではなく、小さなドットが外周をクルクル回ることで秒を表示するのですが、これがまた近未来的な雰囲気を強調するのに一役買っています。
小さな液晶表示エリアに時分秒の3針を表示することは困難なことからこのような仕様になったのでしょうが、表現上の制約を逆手に取るあたりにカシオのデザインセンスを感じます。
またアナログ時計がレイアウトされていることで、経過時間や残り時間を量的に捉えることが可能になるほか、他のモードに切り替えた時も常に時刻を表示されているので、ストップウォッチなどの機能仕様中でも現在時刻が確認できるという実用的なメリットもあるのです。
左端の数字が標準サイズ
この腕時計の特徴の一つに、下段の時刻表示部分の数字すべて同じ大きさという事があげられます。
これがどういう事かというと、例えばGショックのほとんど(すべて?)のモデルでは、左端の数字は3分の2程度に縮小されているので24時間制で時刻を表示すると20時~23時は左端の2が縮こまったようになり、見た目があまり良くないのです。
これに対して、このAE-1200WH-1Aはすべての数字が同じ大きさなので、そのような違和感がありません。
大きさが違ったからと言って実用上何の支障もないのですが、細部までこだわる私にとっては見逃せないポイントなのです。
80年代デジタルを想起させるオレンジの照明
80年代デジタルの照明と言えばオレンジ色の豆球でした。
腕時計に組み込むほどの小さな豆球ですから文字盤の全面を照らすことは出来なかったのですが、暗闇の中にほのかに浮かび上がるデジタルの数字に見惚れたものです。
この腕時計の照明はLEDとなり文字盤を明るく照らすようになりましたが、当時を思い起こさせるオレンジ色のライトが郷愁を誘います。
世界地図と連動するワールドタイム!
この腕時計のもう一つの特徴が、世界地図と連動するワールドタイム機能です。
左下ボタンを押してワールドタイムモードに変更すると都市名、日付、時刻が表示されると同時に世界地図上にその都市を含むタイムゾーンの地域が浮かび上がるようになっています。
右下ボタンを押す毎に対象都市が東にスクロールしていき、合計48都市、31タイムゾーンの時刻を見ることができます。
都市名は3文字に省略された都市コードで表示されるのですが、なじみの薄い都市だと都市コードを見てもピンとこないことがあるので、世界地図に表示されると大体この辺りという事が分かって便利です。
また世界地図表示を頼りに、登録されていない都市の時刻を探すことができます。
あと、時刻だけでなく日付が表示されるのもポイントが高いです。
都市コードと現在時刻だけ表示されるワールドタイムだと、日本と同じ日なのか前日なのかが分かりませんが、この腕時計なら一目りを打全です。
世界3都市の時刻がダイレクトに呼び出し可能
この腕時計のワールドタイム機能はこれだけではありません。
通常時刻表示のときに右下ボタンを押すと、あらかじめ登録しておいた3都市の時刻を呼び出すことができるのです。
この場合には日付が表示されないのが残念ですが、よく見る都市の時刻をすぐ確認できるのでとても便利です。
5本のアラーム、時報、ストップウォッチ、タイマーと充実の機能が満載!
アラーム機能も充実しており、全5本のアラームに毎日指定時刻に通知するデイリーアラーム、1度だけ指定時刻に通知するワンタイムアラームを選択してセットすることができます。
デイリーアラームとワンタイムアラームの組み合わせに制限はありませんから、ルーチン作業やスポット作業などの忘れ防止に役立つはずです。
Gショック(ソーラーモデル)よりも大きいアラーム音
私が現在持っているGショックはソーラーモデルのせいかアラーム音が控えめですが、この腕時計のアラームはそれよりも大きく聞き逃す心配がありません。
タイマー、ストップウォッチは24時間対応
私自身そこまでの兆時間計測は必要ないのですが、タイマー、ストップウォッチともに24時間まで計測することができます。
動画レビューでカシオ・スタンダードAE-1200WH-1Aの詳細を確認!
色違いモデルも欲しくなる?
この腕時計には同じデザインの色違いモデルが存在します。
比較的手ごろな値段なので他の色も欲しくなりますね。
特にシルバーモデルは更に80年代色が強く、ちょっぴり高級感もあるとても気になる存在です。
他にも本体カラーをブラック&カーキでまとめ、ナイロンベルトを装備したミリタリーテイストのモデルまでラインナップされています。
ワードタイムの切り替えをやり過ぎると時間が少し遅れるのが弱点ですが便利な事を考えればたいした事はありません。
ポップマンさん、こんにちは!管理人のShowです。
ワールドタイム切換え過多で、時間遅れが発生するとは初耳です…j
でもデザイン含めていい時計ですよね。お気に入りの一つです!
こんにちは。
探し回ってようやく入手出来ました!
チプカシを知ってハマったのが昨年の秋、
一周年記念に素晴らしい一本に出会えました。
入手できてよかったですね!
私も、この時計はお気に入りの一本です。
お互い大切にしていきましょうね!
デザインや機能にはまって即買いし、大変気にいってます。ただ唯一残念なのが、本体のボタン側の面に肌が触れることで使用2年程で本体の銀色が剥げて肌色に変色してしまいます。この値段なのでやむ無しです。
Chiniangさま、コメントありがとうございます。
ブログ管理人のShowです。
銀色バージョンは持ってないのですが、やはり剥げてしまうのですね。
せめて地のプラスチックがグレーだったら目立ちにくいのに、肌色とは…
ペイントマーカーで塗ったら目立たなくなりませんかね?
色の剥がれが目立つようになれば、本体の銀色部分全体にメッキ調塗料を塗って高級感を出してみようと考えています。
なるほど、メッキ調も面白そうですね!
ところで、メッキ調塗料は塗膜の保護が難しいようですが、きれいに塗れる塗料をご存じなのでしょうか?
もしご存じなら教えていただければ幸いです。
私は未だ使ったことありませんが、「メッキシルバーNEXT」を塗った後、ラッカー系クリアコートを塗り、表面を拭き取ったら光沢UPもできたとのネット情報がありました。
ご参考まで
なるほど「メッキシルバーNEXT」にクリアーコートで保護できるんですね!
参考になりました。
ae1200以外にもオレンジの照明のチプカシってありますか?
はい、ありますよ。例えばAE-1000、AE-1300、AE-1500、B640、A500、DBC-32、W-S220、W-215、W-216、W-217、W-218、W-219、LW-200などがオレンジ照明のチプカシです。