安くて丈夫、もちろん時間はとっても正確!
デザインもレトロでかわいい(ダサカッコいい)ので、チープカシオにはまると抜け出せなくなりますよね。
でも、そんなあなたも、そろそろチープカシオの欠点に気づいてしまったんじゃないでしょうか?
あの二つの欠点に!
目次
チープカシオの欠点とは?
そうなんです、チープカシオには…
1)ライトが暗い
2)バンドが切れてしまう
という、2大欠点があるのです。
(F-84,F-91などの、レトロ系デジタルの場合)
まあ、完璧と思えるものでも何かしら欠点はあるものなんですね…
改造して欠点を克服!
そこで、この欠点を克服して、最強のチープカシオを作り上げよう!いうのが今回のテーマなのです。
A158はステンレスバンドなので、バンドの改造は不要ですね。
改造の大まかな手順は次のとおり。
- 風防の保護
- 裏蓋を開ける
- モジュールを取り出す
- モジュールを分解する
- LEDを外す
- LEDをはんだ付けする
- 元通りに組み立てる
- バンドを外す
- ステンレスバンドを取り付ける
LED交換が最大の難所ですが、頑張ってやってみましょう!
風防の保護
最初に、風防にマスキングテープで風防を保護しておきます。
下向きにして作業するので、保護しておいた方が安心です。
裏蓋を開ける
腕時計をひっくり返して、裏蓋を開けます。
プラスの精密ドライバーでネジを外しましょう。
蓋を開けたら、パッキンも外しておきます。
モジュールを取り出す
続いてモジュールを取り出します。
ピンセットでつまんで、ひょいっと持ち上げれば、取り出すことができますよ。
モジュールを分解する
モジュールを取り出したら、分解して中の基盤を取り出します。
基盤は、白いプラスチックパーツと金属カバーで覆われていて、金属の爪で固定されているので、マイナスドライバーなどで爪を外します(4箇所)。
すると、このように中の基盤を取り出すことができます。
電池も外してしまいます。
電池は基盤の裏面に両面テープで貼り付けてあるだけなので、簡単に外すことができますよ。
LEDを外す
さて、ここからが改造作業の本番です。
基盤をこの向きに固定します。
そして、LEDを端にコテをあてて、はんだを溶かします。
左右のはんだを両方とも溶かすと、LEDが外れます。
LEDをはんだ付けする
続いて、新しいLEDをはんだ付けしていきます。
今回使用したのは0805というLEDで、その中から電球色を選択しました。
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昔ながらの豆電球を思わせる色合いで、レトロ感が増しますよ。
はんだ付けの準備として、電極にはんだを盛り付けておきましょう。
そうしたら、ボンドでLEDを基盤に仮止めします。
LEDの裏面に三角形のマークがあるので、写真の向きに取付けましょう。
そして、いよいよはんだ付けです。
電極に盛り付けておいたはんだを、コテで溶かしながらLEDの電極に流し込むと、はんだが吸い寄せられるようにくっつきます。
上の写真のようにはんだ付けしたら完了です。
元通りに組み立てる
分解した時の逆の手順で組み立てていきます。
無事組立が完了したら、LEDを点灯させてみましょう。
このように、明るく光ります。
この写真では、左側がまぶしいぐらいに光って数字が読みにくい感じですが、実際はもっと柔らかな乳白色で数字も識別可能です。
ステンレスバンドに交換する
さてさて、これで欠点の一つが克服できたので、もう一つの改造に取り掛かりましょう。
といっても今度は簡単。
樹脂バンドをステンレスバンドに交換するだけ!
本体側面に穴が開いているので、その穴に千枚通しを突き刺します。
すると、バンドを固定している金属棒が、反対側から出てきますので、ペンチなどで引き抜きましょう。
そして、引き抜いた金属棒で、ステンレスバンドを固定するのです。
金属棒は、ドライバーの柄などで押し込みましょう。
最後に、千枚通しで奥まで押し込んだら完成です!
最強のチープカシオの誕生!
こんな感じで、ちょっぴり高級感もアップしました。
腕に着けてみると、こんな感じに!
机に置いても、さまになってますね!
ちょっとお値段は張りますが、耐久性はもちろん、見た目的にもカッコよくなるので、ぜひ試してほしい改造です。
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LEDにグラデーションをつける
といった感じで、チープカシオの欠点を完全に克服することができました!
最後におまけで、LEDの光らせ方を変えてみましょう。
違う色のLEDと交換してもいいのですが、ちょっと一工夫して、別のテクニックを使います。
それは、透明のカラーセロファンをカラーフィルターにする方法です。
そのために、液晶パネルを取り出します。
取り出すと、白い反射板と液晶パネルが現れます。
反射板にテープのりを塗布します。
細切りにしたカラーセロファンを貼り付けます。
反射板を元に戻します。
液晶パネルも戻します。
プラスチックフレームーに固定します。
電極パーツも元に戻します。
最終的に、このように液晶パネルの端からカラーセロファンが飛び出るように組み立ててください。
そしてライトを点けるとこんな感じで光ります。
写真ではわかりませんが、ピンクと乳白色のきれいなグラデーションになってます。
ブルーのセロファンならこんな感じ。
こちらも実物はきれいなグラデーションに光ります。
透明折り紙という商品名です。
動画で確認!
バンド交換だけでも効果は絶大なので、はんだ付けはちょっと…という人もバンド交換だけでも試してみてはいかがでしょうか?
動画も用意しましたので、ぜひ参考にしてくださいね。