かっこいい腕時計を見つけました!
その名は、カシオ・エディフィス「EFR-527L-7A」!
ロレックスのデイトナにも似た、バンダ文字盤が精悍な、クロノグラフ王道デザインの腕時計です。
こちらはデイトナ。
とてもじゃないけど、高くて買えない(笑)
目次
海外専用の国内未発売モデル
しかし、先鋭的なデザインが代名詞のエディフィスに、これほど王道的なデザインの腕時計がラインナップされていたとは驚きました。
エディフィス特設サイトを見ても、「EFR-527L-7A」の姿はどこにも見当たらないのですから。
こちらは、スマートフォンとリンクするエディフィス「タイムトラベラー」。
それもそのはず「EFR-527L-7A」は、海外仕様の日本国内未発売モデル。
アジア・オセアニア、中央アジア、アフリカ市場がメインターゲットで、日本国内は残念ながら対象外の模様。
おそらく「EFR-527L-7A」は日本国内の販売戦略にマッチしてないのでしょう。
なにしろ、日本におけるエディフィスは、先進テクノロジー搭載の高機能ウォッチという位置づけですからね。
「EFR-527L-7A」はストップウォッチ搭載とはいえ計測単位は1秒ですから、国内エディフィスより見劣りするのは否めません。
電波受信もソーラー発電も未搭載ですし…
とはいえ「EFR-527L-7A」の販売価格は1万円未満(本記事執筆時点)。
1.5万円がスタートラインの国内エディフィスと比べるのは、正直酷というものです。
価格を考慮すれば、十分高機能と言えるでしょう。
精悍なデザインのパンダ文字盤!
それより何より「EFR-527L-7A」の魅力は、このデザイン!
中でも最初に目につくのは、ブラックの小ダイアル(インダイアル)。
そのルックスからパンダ文字盤とも呼ばれ、クロノグラフのなかでも特に人気の高いデザインです。
可愛らしいパンダというニックネームに反して面構えは精悍そのもの。
黒地に白い針という、明瞭な配色が採用されているため、微小な針でありながらも視認性は高く、計測時間の読み取りもスムーズです。
小ダイアルには同心円状の文様が刻まれているため、グラデーションがかかって見えます。
インデックス(5分おきの目盛)も程よく光を反射するので、文字盤周りがとても綺麗!
文字盤は公式写真では白に見えますが、実物は放射状のヘアラインが施された、つや消しシルバー。
放射状に広がるヘアラインの効果で、見る角度によって文字盤に微妙な濃淡が現れ、価格以上の高級感があります。
時分針は薄いフラットな板状ですが、重厚で立体に見えるような工夫がしてあるので、クォーツ時計にありがちなチープ感は皆無です。
目盛の先まできっちり届く秒針が潔い!
分針、秒針ともに目盛の端まで、きっちり届いているのも嬉しいところ。
これ、オシアナスとかでも、届いてないのが多いんです。
わざと届かないようにして、秒針と目盛のズレが目立たないようにしてる?のかもしれませんが、ちょっと寸足らずな感じですよね。
こちらは、Bluetooth搭載GPS電波ソーラーのオシアナス「G2000」。
それにひきかえ、「EFR-527L-7A」の潔いこと。
ご覧のとおり、目盛の端までキッチリ届いているのです。
これが逆に災いして、目盛とのズレが目立つ場所もありますが、秒針のあるべき姿を示しているような気がします。
その秒針を取り囲む文字盤外周は、アルミのような柔らかな金属色で、階段状の段差がつけられているという凝った造り。
デザインの方向性が異なりますから、単純比較はできませんが、文字盤と針の質感はG-SHOCKのGST-W310D-1Aよりも上。
低価格帯の時計でありながらも、しっかり造りこまれているは、カシオならでは!
日付表示もデザインを損ねないよう、文字盤に同化しているのも見逃せませんね。
質感の高い革ベルト!
さらにもうひとつ注目してほしいのが、質感の高い革ベルト。
もちろん本物のクロコダイルではなく、牛革の型押しベルトなのですが、単品で買えば4,000円はしそうです。
それでも高級品とまでは言えませんが、このクラスの腕時計に付いているベルトとしては、かなり高い品質です。
こちらは、モレラート製の牛革ベルト。
適度に厚みがあるので、時計をしっかりホールドしてくれますし、硬すぎず柔らか過ぎずの感触で、腕によくなじんでくれます。
手首に沿うように最初からカーブがつけられているので、馴染むまで時間がかかるということもありません。
半光沢のしっとりとした艶感も美しいので、見た目的にも高級感があります。
私の場合、ベルトをすぐ交換したくなってしまうのですが、このベルトは出来がいいので、劣化するまで交換しなくてすみそうです。
ストップウォッチも使いやすい!
さて、このように細かいところまで綿密に造りこまれている、この腕時計(EFR-527L-7A)。
では、肝心の機能(ストップウォッチ)は、どんな感じでしょうか?
最初にも申し上げたとおり、「EFR-527L-7A」のストップウォッチは、1秒単位の計測ですから、決して高機能ではありません。
計測時間も最大60分と、正直ちょっと物足りない感じがします。
性能的には、チープカシオ(例えばF-91-W)にも及びませんから。
[EDIFICE EFR-527L-7A]
チープカシオの名機「F-91WM-7A」
こちらは、チープカシオの名機「F-91WM-7A」。
ですが、アナログ式のストップウォッチには、「経過時間を視覚的に把握できる」という利点があります。
なので、コンマ何秒の計測ではなく、大まかに経過時間を把握したい、というときに力を発揮してくれそうです。
ボタンを押せば、すぐに計測がスタートするので、意外に活躍の場は広いかもしれません。
60分を経過すると自動的に止まるので、停止忘れの心配も無用。
ついうっかり止め忘れても、無駄に電池を消費することはありません。
ちなみにといいますか、「EFR-527L-7A」のストップウォッチは、スプリットタイムと1・2着の同時計測が可能。
-
上ボタンを押す
(計測スタート) -
下ボタンを押す
(スプリットタイムの表示) -
下ボタンを押す
(計測再開) -
上ボタンを押す
(ゴールタイム表示)
-
上ボタンを押す
(計測スタート) -
下ボタンを押す
(1着のタイム表示) - 上ボタンを押す
-
下ボタンを押す
(2着のタイム表示)
使う機会は多くないとは思いますが、有ると無いとでは大違いです。
もう一つついでに、ストップウォッチの分秒針は、基準位置の修正が可能ですから、これもご説明しておきましょう。
- りゅうずを2段引く
-
上ボタンまたは下ボタンを押す
(上:進む、下:戻る) - りゅうずを戻す
何かの拍子に針がずれたとき(リセットしても0に戻らないとき)は、この方法で修正します。
ただし構造上、針と目盛がピッタリ一致するのは難しいので、そこは大目に見てあげましょう。
なので、デジタル式のような細かい計測には向いてません。
ですが「時間の経過を視覚的(大まか)に把握する」という用途であれば、十分威力を発揮します。
むしろ日常生活では、そっちの方が多そうなので、かえって「EFR-527L-7A」の方が便利かもしれません。
価格と機能のバランスが絶妙!
こうして「EFR-527L-7A」をじっくり眺めてみると、価格と機能のバランスが絶妙ということに気づかされます。
電波時計ではありませんから、時刻と日付を定期的に修正する必要はありますが、そこまで求めるのは酷というもの。
あれもこれも求めてしまえば、国内エディフィス並みの価格になってしまいますから。
このくらいが、ちょうど良いのだと思います。
蛍光塗料の発光も(気持ち暗めですが)しっかり光って夜間の視認性も確保されていますし、これ以上を求める必要はありませんね。
うまく撮影できませんでしたが、肉眼ではもっと明るく見えます(5分おきの目盛も光ります)。
それにしても、これほど素晴らしい腕時計が国内販売されてないとは実に残念!
(日本語の取扱説明書がダウンロードできるので、困らないといえば困らないのですが)
日本ではソーラー電波じゃないと売れないのでしょうか?
それとも逆に、人気が出過ぎて上位モデルの売れ行きを下げたらいけないので、あえて販売しないとか。
そんなふうに深読みしてしまうほど、いい腕時計です。
国内モデルと違って、ポチる前に実物を確認しにくいのが玉にきずですが、そんな心配はいりません!
本当にいい時計なので、安心してポチって大丈夫です!(笑)
売切れの場合はこちら
EFR-527L-7Aの楽天価格ランキング
バリエーションモデルはこちら
EFR-527のバリエーションモデル(楽天市場)
更新を楽しみに拝見。
これ、良いですね。アージェント、タキメーター付きは持っていますが、クロノと皮ベルト、そして24時間表示と、アマゾンで見たら価格も良し。
テクノスのGMT,アメ横で数件回るも、製造終了らしく在庫は皆無。やはりアマゾンで注文するか、いや、このカシオにするか。嬉しい悩みが続きそうです。
カシオクロノ、いいですよ!
革ベルトの質もなかなかのものですし、何よりデザインがかっこよくて、とても気に入ってます。
価格的にもテクノスGMTとほぼ同じなので、また悩ましいところですね。
カシオの方は24時間表示は単独で針が動かせないので、GMT機能優先ならテクノスですが、さていかに。
でもテクノスGMTは製造終了なんですか?!
そう聞くと、途端にほしくなってしまいます(笑)
新年おめでとうございます。これはいいモデルですね!
しかしセンター秒針がクロノ秒針じゃないのが惜しい。
40ミリ程のケースサイズでセンタークロノ秒針だったら…
しかしデザインやコストパフォーマンスの高さはとても魅力的。
他にもこんなモデルがあるんですね
ttps://www.amazon.co.jp/AA-CASIO-EDIFICE-EFR526L-7BVDF/dp/B077J9LCZN/
確かにセンタークロノじゃないのは惜しいですが、いい時計ですよ!
この価格でこのデザイン、クオリティーは、他ではなかなか見かけないと思います。
EFR526L-7も良さそうですね!
こちらもセンタークロノではないようですが、12時位置のダイアルが1/10秒計になってて、なかなか面白そうな感じです。
こんにちは。以前から国内メーカー、銀文字盤、メタルブレスのアナログクロノグラフ
でお手頃価格な物を探しておりましたが意外となく、そんなときこちらのレビューを拝見し
『もしや』と思いバリエーションを見るとまさに自分が探しているものにピッタリのがあるではありませんか!!
早速「EFR-527D-7A」を購入しました。
実際手に取ってみると自分が所有しているどの腕時計にも無いエレガントというか
気品が漂っています。このクオリティーで1万円はお得ですね。
日本未発売ということで他人と被りにくいのもいいです。
ヒットマンさんのコメントを読んで、あらためて時計をじっくり眺めてみました。
なるほど!おっしゃるとおり気品が漂ってますね!
時計に見合うように、私自身も気品を身につけなくては!
でも、こればかりは簡単にいきそうもありません(笑)