続いては、DW-6900MR-1の操作性を確認してみましょう。
少し押しにくい、左上のアジャストボタン
まずは、アジャストボタン(左上ボタン)の操作性から。
カシオ・デジタルのアジャストボタン(左上ボタン)は押しにくいことが多いですが、このモデル(DW-6900MR-1)も例外ではなく、少し押しにくくなっています。
これは設計に問題があるのではなくて、誤って押さない(意図せず押していまわない)ように、アジャストボタンはあえて操作しにくくしている(他のボタンより一段低く、奥まったところにある)のです。
アジャストボタンを押すと、時刻修正モードに切り替わるので(時刻表示の時)このボタンが簡単に押せるようだと、知らないうちに時刻修正モードになって時刻が狂ったりしかねませんからね。
幸いなことに、長押しではなくワンプッシュで設定モードに移行するので、それほど使いにくくはありません。
リバースボタンはない
続いては、リバースボタンについてです。
リバースボタンとは、アラームやタイマーを設定するときに、設定時刻を逆戻りさせる、逆送りボタンのことです。
つい行き過ぎた時でも、逆戻りで修正できるので、リバース(逆送り)ボタンがあると何かと便利です。
例えば、GW-8900A-7には、右上ボタンにリバース(逆送り)機能が割り当てられているので、アラームなどの設定が簡単に行えます。
GW-8900A-7の詳細レビューはこちら
ところが、DW-6900MR-1にはリバースボタンがありません。
そのため設定時刻が行き過ぎた場合は、ぐるっと一周回らなければなりません。
同じ6900シリーズでも電波ソーラーのGW-6900シリーズには、右上ボタンにリバース機能が割り当てられているので、ちょっと残念なところですね。
でも、DW-6900MR-1のボタン自体の操作性は良好です。
左上のアジャストボタン以外は適度に張り出しているので、Gショック・5600シリーズのように爪で押し込む必要はなく、押しやすい構造になっています。
左下ボタンを押すと直接時刻表示に戻る!
さらに、モード切替にも一工夫があります。
モード切替は左下ボタンで行い、ボタンを押すごとに「アラーム→タイマー→ストップウォッチ→時刻表示」の順にモードが切り替わります。
表示順が違ったり、間にワールドタイムがあったりと、モデルごとに若干の違いはあるものの、基本的には左下ボタンを押すごとにモードが切り替わるのが、Gショックの共通仕様です。
しかし、このDW-6900MR-1を含むDW-6900シリーズには、時刻表示に戻るときに左下ボタンの操作回数を減らす工夫が凝らされているのです。
例えば、アラーム設定後にモード切替(左下)ボタンを押すと、タイマー、ストップウォッチを飛び越えて時刻表示に戻る、というように、各機能使用後に左下ボタンを押すと、直接時刻表示に戻るようになっています。
私が持っている、ほかのGショック(GW-M5600-1,GW-8900A-7)では、直接時刻表示に戻らないので、何回か左下ボタンを押す必要があります。