今回は、タフソーラーウォッチも電池交換できますよ!というお話です。
というか、タフソーラーって電池交換不要じゃないの?
と思われたかもしれませんが、実はタフソーラーも電池交換は必要です。
目次
電池交換の実験台はこれ!
なぜ必要なのかは、あとでお話しするとして、まずは電池交換の仕方をご説明しましょう。
ちなみに、実験台になった腕時計はこちら。
W-S220C-7Bの外装に、W-S220C-1Aの中身を入れた改造モデルです。
参考記事
タフソーラーの電池交換はこうする!
といっても、やることは普通の腕時計の電池交換と何ら変わりはありません。
裏蓋を開けて、電池を取り出し、新しい電池を取付けるだけです。
写真を見ながら確認しましょう。
バンドを外す
この腕時計は、裏蓋を覆うようにバンドが上からかぶさっているので、最初にバンドを外す必要があります。
ほとんどのG-SHOCKも同じような構造になってますから、G-SHOCKの電池交換も同じ手順を踏むことになります。
裏蓋を止めているネジを外す
バンドを外したら、裏蓋を止めてあるねじを外します。
これまた、ほとんどのG-SHOCKが同じ構造ですね。
裏蓋を外す
ネジが外れたら裏蓋は簡単に取り外せます。
電池を覆っているシールをはがす
電池を覆っている、絶縁シール?をはがします。
交換後もう一度貼るので、粘着面にゴミがつかないように保管しておきましょう。
電池を固定している金具のロックを解除する
ピンセットの先などを金具に引っかけてロックを解除します。
電池を取り出す
電気を通さない樹脂製ピンセットなどで、電池をつまんで取り出します。
これが二次電池
あまり見かけない型番の「CTL1616F」という電池が入っていました。
これは充電型の二次電池(蓄電池)で、おそらく家電量販店やホームセンターには売ってないと思います。
そのため、一昔前はタフソーラーを自分で電池交換するは難しかったのですが、ネット通販が浸透したおかげでとても簡単になりました。
便利になりましたね。
新しい電池を取付ける
電池を取付けて金具をロックさせます。
シールを貼る
元通りシールを貼ります。
充電切れサインが点灯する
電池交換直後は、充電切れを示す「PS CHG」マークが点灯します(機種により異なります)。
オールクリアーする
ピンセットで端子をショートさせてオールクリアー(リセット)します。
フル充電サインが点灯する
オールクリアーすると、フル充電状態を示す「H」表示になりました。
以上で、電池交換完了です。
あとは裏蓋を締めて、バンドを取付けるだけ。
やってみれば、意外と簡単ですね。
動画はこちら
なぜタフソーラーも電池交換が必要なのか?
と、電池交換のやり方を確認したところで、最初にお話ししかけた、なぜタフソーラーも電池交換が必要なのか?についてお話ししますね。
ご覧いただいたように、タフソーラーウォッチには、普通の腕時計とは違う二次電池(蓄電池)が内蔵されてます。
発電した電気は一旦、二次電池に充電され、そこから電気を取り出して、時計を動かしているわけです。
ですが、この二次電池は使っているうちに性能が徐々に劣化していきます。
(スマホの電池が劣化していくのと同じ原理)
そして、二次電池が完全に劣化してしまうと、時刻が表示できなくなるので、交換が必要になるというわけです。
定期的な電池交換は不要だが、交換は必要
メーカーでもタフソーラーについては、「電池交換不要」とは言ってなくて、「定期的な電池交換は不要」と言ってます。
参考サイト
ちょっとずるい気もしますが、まあ物事には表と裏があるということでしょうか。
なんか、裏舞台を除いてしまったって感じで、複雑な感じですね。
タフソーラーのバッテリー寿命は5年から10年
でも、タフソーラーのバッテリー寿命は、5年から10年といわれていますから、普通の電池よりは長持ちです。
実感としては、普通に使っていれば10年以上は持つと思います。
いけないのは、大切なものだからとケースなどにしまいっぱなしにすること。
使わないでいると、急速に電池が劣化してしまいます。
程よく使うことが長持ちの秘訣です。
タフソーラーって電池交換不要じゃなかったのか…とガッカリした人もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、うまく使えばスマホのように2,3年で電池がダメになることはないので、割り切って使えばいいと思います。
自分で電池交換すると防水機能は維持できない
最後に、自分で電池交換するときの注意事項をお話ししておきます。
それは、自分で電池交換すると、防水機能が維持できなくなることです。
蓋を開けてしまうので、防水機能は取扱説明書に書いてある性能は維持できなくなります。
(電池交換が必要なぐらい長期間使ったのなら、蓋を開けなくても防水機能は徐々に劣化しています)
だからといって、一度蓋を開けたら即、非防水になるわけじゃありませんよ。
パッキンにシリコングリスを塗布することで、ある程度は防水機能が保てるでしょう。
新品のパッキンが手に入れば、パッキンも交換すればなお良しです。
でも、新品同様の防水機能を維持したいのなら、メーカーでやってもらうのが一番ですね。
カシオなら電池交換と同時に防水チェックもしてくれますので。
ということで、タフソーラーの電池交換の様子でした。
ではまた次の記事でお会いしましょう!
こんにちは、以前から拝見しております。
少し前まではネットでの2次電池購入は1000 円ほどだったのですが、最近は高くなりトータルではメーカーで替えてもらう(込み込み4000円弱)とあまり変わらない感じになりましね。
初コメントで厚かましいのですが、検証して欲しいリクエストがあります。
先日5チャンネルでGショックタフソーラーの充電量について小競り合いがありました。
Aの主張: 使わない時は暗所に保管してPSモードにして消費電力を抑える
Bの主張: 使わない時は蛍光灯方向に向けておけば微量でも充電されるので現状維持か多少はプラスになる
Aの主張: 直下でない通常の室内照明の発電量より時計の駆動による消費のほうが大きい→結果マイナスなのでPSモードのほうが良いとの事で、結論は出ていません。
SHOW様はメタルのGMW-B5000をお持ちで、この機種はスマホで残量が%で判りますね?
同期を使って検証していただけないでしょうか?
長くなるので検証法は次の書き込みで
メインの検証は蛍光灯下の発電量は本当に駆動の消費より下なのか?
そうだとしてPSモード(こちらは発電されないので減るだけ)よりも減が大きい?
検証としては
・受信による不確定な電力消費を無くすため自動受信はOFF
・普通の明るさの室内照明なので、直下ではなく2~3m離れたところに置く(文字盤は蛍光灯に向ける)
1: 残量を確かめた上で暗所に一定時間入れてPSモードでどの位減るか確認(48時間や72時間等)
2: 1で減った残量を確かめた上で蛍光灯にむけて同じ時間置く。これで室内照明でチャージされるのかそれともマイナスか、その増減具合が判明します。
3: おまけですがPSモードをOFFにして暗所に入れてONとの減りの差も比較
ブログや動画のネタとしてもいかがでしょうか?
突然で申し訳ありませんが、もし気が向いたらどうぞご検討お願いします。
コメントありがとうございます。
なかなか興味深いテーマですね。
ですが、次の理由により、実験は困難だと思います。
それは、充電量は残り「79%」のような、詳細な数値で確認できないためです。
おっしゃるとおり、GMW-B5000はスマートフォン連携により充電残量を確認することができます。
しかし、アイコン画像で大まかに表示されるだけで、詳細な数値までは確認できないのです。
なので、ご提案の実験は難しいと考えています。
ですが、ここで終わっては申し訳なさすぎるので、私なりの見解を記しておきますね。
5chのやり取りを読んだところ、その腕時計がデジタルなのかアナログ(アナデジ)なのか、どのような生活スタイルなのか、という視点が抜けているように思いました。
私の環境では、デジタルなら一旦フル充電させると、室内照明だけでも”H”表示を維持していますが、アナデジは時々日光浴させないと残量表示が”M”に変化します。
アナログG-SHOCKは持ってませんが、たぶんアナデジと同じ傾向でしょう。
針を回す分だけ、たくさん電力を使うのでしょうね。
なので、Bの主張は正しいとも言えるし、誤っているとも言えると思います。
生活スタイルについては、例えば一人暮らしで日中は留守にするのなら、室内照明をつける時間は短くなるので、室内照明だけでは発電量が足りない可能性があります。
蛍光灯で発電すれば現状維持か多少はプラスになったとしても、総発電時間が短ければ充電残は減っていくはずです。
そのような理由で、Aを主張された方は箱にしまう保管方法にたどり着いたのではないかと思います。
一方で、同居人がいたり、留守でも日当たりが良かったりすれば、室内照明だけでも”H”表示を維持することは可能でしょう。
上でも書いたように、私の環境では、デジタルなら一旦フル充電させると、室内照明だけでも”H”表示を維持してますからね。
なので、環境によってはAの保管方法の方が好ましい場合もあるし、Bの保管方法でも何ら問題ない場合もある。
というのが、私の見解です。
以上、参考になれば幸いです。
ご返信ありがとうございます
なんと! てっきり詳細な%で残量が出ると思っていたのですがアイコンだけなのですね
こちらこそ突然不躾なリクエストで申し訳ありませんでした
私もShow様と同様の見解です
しかしShow様が5チャンネルをお読みになられたのですね!
想像するとなんとも不思議な光景です(笑)
そうなんですよ。私も初めて見たときは、アイコンだけ?ってなりました。
まあ、スマホほど詳しく表示されなくても、困ることはないんですけどね。
5chは、ちょくちょく見てます(笑)
たまに、面白い発見があったりしますので。
最近更新が滞ってますが、これからもよろしくお願いしますね。
カシオのタフソーラーの記事、楽しく読ませて頂きました。
私は、G SHOCK世代で、何本も購入し、その流れでタフソーラーも2本購入しました。
もう、10年ぐらい前の話ですが、
私の使い方は、基本的に、24時間365日付けっぱなしですが、感覚的に2年ぐらいで2次電池が駄目になりましたね。
最初は、カシオに問合せたら、無償で電池交換をしてもらえました。
ところが、また、2年ほどして、動かなくなったのて、カシオに見てもらうと、モジュール基板異常(消費電流が多い)が見られるので、モジュール基板を交換したとのことで、交換費用が6,000円請求されました。6,000円って、少し足せば新しいの買えたりしますよね(苦笑)。いきなり、交換しました6,000円と来たので、ごねて(もう、それ廃棄してくださいと言いました)、今回限りということで2,850円になりましたが…
それで、2,850円払って戻って来ましたが、二度と着けてませんし、G SHOCKも二度と買ってません。
その時のカシオからの回答では、2次電池寿命は約7年で設計しているそうです。使用状況によって変わるのでしょうが。
その当時、ネットでタフソーラーを調べたら、詐欺だの、全然タフじゃないだの色々と出てきました(笑)。
今は、シチズンのQ&Qのソーラーを使ってます。カシオと違って全然問題ありませんね。まあ、ガラスは傷だらけになりますけど。
それは残念な経験でしたね。
Q&Qもいい時計なので(私も持ってます)そちらを大切になさってください。
なお、私が12年前に購入した電波ソーラーのG-SHOCKは二次電池がへたれることもなく、いまだ健在です。信頼できる良い腕時計です!
返信ありがとうございます。
私も電波ソーラーでしたが、12年も頑張ってるものも居るんですね。驚きです!!
使い方による2次電池に対する充放電の違いなんですかね。
はい、Q&Q大事にしてます。
定期的に日光浴させて(夏は直射日光を避ける)適度な充電状態を保つのが良いようですよ。