目次
まずは材料と道具をそろえましょう。
展開図(A4サイズ)を印刷する用紙が必要です。
できるだけ上質な紙を使用した方が、きれいに仕上がります。
プリンタをお持ちでない方は、コンビニのマルチコピー機で展開図を印刷するといいかもしれません。
(使ったことがないので、印刷クオリティ等の詳細はよくわかりません)
プリンターで印刷可能な用紙では(ペーパークラフト用の厚めの紙でも)強度不足なので、展開図を貼り付ける厚紙が必要です。
1mmより少し薄いぐらいがちょうど良いようです。
パーツを切るときに使用します。
厚紙を切りますから、大型のカッターナイフのほうが作業しやすいですが、通常サイズのものでも構いません。
カッターナイフでパーツを切るときに使用します。
カッターナイフで定規を傷つけないようにするため、金属製の定規の方がよいでしょう。
カッターナイフでパーツを切るときに、テーブルなどを傷つけないように下敷きとして使用します。
パーツを接着するときに使用します。
展開図を厚紙に貼り付けるとき等に使用します。
パーツに折り目を付けるときに使用します。
目打ちでなくても、千枚通し、キリなどの先端がとがったものであれば大丈夫です。
書けなくなったボールペンでもいいと思います。
材料と道具がそろったところで、いざ製作開始!
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展開図をA4用紙に印刷します。
パーツ①、②周辺の細い印刷部分は、接着面の継ぎ目を隠す「補修パーツ(オプション)」です。
組立後の矢印部分に貼り付けて、継ぎ目を隠します。
展開図を厚紙に貼り付けます。
印刷した展開図の各パーツを大まかに切り分け、厚紙に貼り付けます。
A4用紙のまま貼り付けると「しわ」が寄りやすくなるため、面倒でもパーツごとに切り分けてから貼り付けるようにします。
木工用ボンドよりも水溶性のりの方が乾きが遅いので、貼り付けやすく、しわが寄りにくいです。
貼り付けたら、のりが完全に乾くまで放置します。
のりの量にもよりますが2時間以上、乾かした方がよいでしょう。
のり付け後は、厚紙が反り返ってしまいますが、パーツを切り取った後に手でしごけば修正できますので、気にしなくても大丈夫です。
のりが完全に乾いたら、パーツを切り出します。
写真のように各パーツを大まかに分割した後で、カッターナイフで丁寧に切り取ります。
パーツ①の赤線部分には、切り込みを入れます。
パーツ②
パーツ③
バーツを切り出したら、裏返して折り目をつけます。
目打ち、千枚通し、キリなど、先のとがったもので、数回軽くなぞって折り目をつけていきます。
パーツの裏から折り目をつけるため、折れ線部分が分かりにくいと思いますが、のり代の切り込み部分をつなぐように定規を当ててください。
バーツ②の頂点部分は、裏からでは折れ線の位置が分かりませんので、下の写真のように鉛筆であたりをつけておきます。
折り目は、厚紙の厚さを考慮して、少し内側につけるのがコツです。
折り目の深さは、浅すぎるときれいに折れませんし、深すぎると折った時に紙が切れてしまいますので、厚紙の端切れで試して丁度良い深さ見つけてください。
すべてのパーツに折り目を入れたら、折り目にそってパーツを折り曲げます。
折り目に定規を当て、厚紙の端切れなどを使って引き起こすように曲げると、きれいに折り曲げることができます。
マイナスドライバーなどで角をこすると、エッジを鋭くすることができます。
パーツ①はこのように折り曲げます。(すべて山折りです)
パーツ②はこのように折り曲げます。(一部谷折りです)
パーツ③はこのように折り曲げます。(すべて山折りです)
パーツを折り曲げたら、パーツを接着していきます。
接着面に木工用ボンドを塗り、へらで均一に伸ばします。
パーツをカットした時にできた、厚紙の端切れを「へら」として利用するとよいでしょう。
ボンドを塗布したら半乾きになるまで待ち、パーツを貼りあわせて圧着します。
完全に固定するまで、そのまましばらく押さえておきます。
パーツは、のり代の数字(>1 >2 >3 …)の順に貼り付けていきます。
貼り付け順(>4)まで貼り付けたら、オプションの補修パーツを貼り付けます。
パーツ①の写真の個所に水溶性のりを少量塗布し、細切れにした補修パーツを貼り付けます。
他の補修パーツは組み立て後に貼り付けますが、この部分は完成後では貼りにくくなってしまうので、この段階で貼り付けます。
※ 補修パーツの貼り付けはオプションです。
貼らなくても構いませんが、貼ったほうがきれいに仕上がります。
木工用ボンドよりも水溶性のりの方が乾燥が遅く、位置合わせがやりやすいので、補修パーツの接着は水溶性のりの方が作業しやすいと思います。
パーツ①の組み立てが完了したら、パーツ①とパーツ②を接着します。
写真のようにパーツ②をパーツ①に差し込み、のり代>5,>6,>7の順に貼り付けていきます。
のり代>5,>6に同時にボンドを塗布し、ボンドが半乾きになるまで待たず、すぐにパーツ②をパーツ①に差し込みます。
その後、のり代>5(写真の赤線部分)を貼り、続いてのり代>6(写真の青線部分)を貼り付けます。
※ ボンドが半乾きになるまで待たないのは、のり代>5,>6の位置合わせを容易に行うためです。
(ボンドが乾いてくると、貼りあわせた後に位置をずらしにくくなりますが、乾く前なら貼りあわた後でも位置をずらすことができます)
のり代>5,>6を貼り付けたら、のり代>7を貼り付けます。
はじめまして、腕時計のスタンドを探してましてこちらのサイト様に出逢いました。今まで木製で作ろうかと思っていましたが、クラフトの発想は思いもつきませんでした。解りやすい展開図もあるので早々に作ってみます。ありがとうございました。
aoiさん
コメントありがとうございます。
子供のころから何か作るのが好きで、雑誌の付録の紙工作なんかを夢中で作っていました。
この腕時計スタンドもその延長線上のような作品ですが、少しでもお役に立てたのなら、とてもうれしいです!
こんにちわ!
僕も作ってみました!データが公開されていてありがたいです。
この形だとどんな時計もピッタリでいいですね!
同じような形で木でも作ってみたのでブログにのせてみました。
雪太郎さん
コメントありがとうございます。
「僕も作ってみました!」というコメントに加えて、ブログに完成品を載せていただけるなんて、本当にうれしいです。
しかも、木で作るなんて行動力が素晴らしいです!
やはり本物の木は一味違いますね。
自然な木の風合いに、癒される感じがしましたよ。
はじめまして。ウォッチスタンドを検索していて此処にたどり着きました。
さっそく百均で厚紙とプリンター用紙を買って組み立て。初めは市販のスタンドを購入しようと思っていましたが、その必要がなくなってしまいました。比較的重量ある時計を掛けてもひしゃげることもなく、よく考えられた構造です。これは素晴らしい。材料費200円チョイで8個のスタンドが作成できるなんて!Show様には感謝です。ありがとうございました(^O^)/
華風月さん、はじめまして。Showです。
ウォッチスタンドを気に入っていただけて、私もうれしいです。
市販品にも市販品ならではの良さがありますが、やはり自分で作ったものには、ほかには代えがたい特別な愛着が生まれますよね。
それにしても8個も作ったなんて、すごいです!
設計した私でも、それだけの数を作るとしたら相当気合を入れなければなりませんからね。
右からしかハメられない
時計をかける部分を右側面から見た時に三角形にすれば
二つ並べても左右からかけたり自由度が広がる
(裏返しても使える)
Don様、ご提案ありがとうございます。
管理人のShowです。
確かに二つ並べると、出し入れしにくいですね。
側面の形状を変更して公開するためには、仮組みしたりして時間がががるので、左右反転バージョンの型紙を作ってみました。
よろしければダウンロードしてみてください。