

さて前回の予告どおり、今回もカスタムオーダーウォッチ・ルノータスをレビューします。
ルノータスとは、「ケース、文字盤、針、ベルトを自由に選んで、自分好みの腕時計を仕上げる」ことができる、カスタムオーダー・ウォッチのことです。
前回の記事で、ルノータスの特徴などを詳しく説明していますので、よろしければこちらもお読みください。
前回と違うのは、サンプル品ではなく、自分用に購入したものというところ。
当然、サンプル品は返却しなければならず、コレクションにはなりませんからね。
目次
いざ自分用のカスタムウォッチ購入へ!
それで、こちらが今回カスタマイズした腕時計のシミュレーション画像。
こちらが完成品の腕時計です。
(シミュレーションのイメージどおりに仕上がりました)


アクアオーシャン45という名前のダイバーズウォッチで、防水機能が強化された45mmケースで、なかなか迫力がありますね。
フェイバリットカラーの緑がテーマ
それでいて全体的に軽やかなのは、テーマカラーを緑にしたからだと思います。
前回の記事でご説明したとおり、ケース、文字盤、針、ベルトを自由に選べるのがルノータスのいいところ。


ですが、あれもこれもと欲張りすぎると、散漫になってしまうのでテーマを決めてカスタマイズしました。
ちなみにテーマは、私のフェイバリットカラーの「緑」です。
その結果、ご覧のとおりグリーンならではの爽やかな腕時計ができあがりました。


今回テーマカラーが緑ということで、緑の文字盤もいいかな?と思った瞬間もあったのですが、白文字盤で正解でした。
緑色の面積は狭くなりますが、アクセントを効かせるには、このぐらいがちょうどよかったと思います。
文字盤はメリットの効いた、つや消しホワイトとパールホワイト
その文字盤も単なる白ではなく、外周はつや消しホワイト、内周はメタリック調のパールホワイトになっているので、メリハリがあってきれいです。


針の緑が、白文字盤に映えて鮮やかですね。
一番のお気に入りはグリーンベゼル!
艶々のグリーンベゼルも美しいです。
(ここが一番のお気に入り)
そのベゼルは、エッジがローレット加工になっていて重厚感があります。


ただし、回しにくいのが少し残念。
(ベゼルのポッチが12時ピッタリじゃなく、ほんの少しだけ左に止まるのも同じく残念)
まあ、ここは「見た目優先」ということで大目に見ることにしておきます。
誕生石埋め込みオプションでちょっと豪華に!
さらにリューズは、誕生石埋め込みオプションを利用して、ちょっと豪華にしてみました。


予算の都合で天然石ではなく、スワロフスキー(人工石)のエメラルドではありますが、緑に輝いてとてもきれいです。
(私の誕生石はエメラルドではありませんが、特にこだわりはないので、色をマッチさせることを優先しました)
裏蓋刻印オプションも!
そして、もう一つオプションを使って、裏蓋に名前を刻印しています。


正直言って、名入れサービスに特に興味はなかったのですが、こうして名前を入れてみると、特別感が出ていいですね。
記念の品などに、ぴったりなオプションだと思います。
ベルトは観音開きの金属ブレス
ベルトは金属ブレスを選択しました。
観音開きでバックルが目立たないタイプです。


サイズ調整用の工具もセットされているので、自分好みに調整できます。


もちろん、注文時にサイズを指定すれば(無料で)調整してくれますから、その手の作業が苦手な場合も安心です。
ベルトを構成するコマは、横方向に5分割されており、なかなか凝った造りになっています。
表面は全体的にポリッシュ(光沢)仕上げで、中央コマのみつや消しです。


ただし、ここは好みが分かれるかもしれません。
好みに応じて、つや消し(あるいは中央コマだけポリッシュ)のベルトも選べたらもっと良かったでしょうね。
まあ、そこは好みの問題ともいえなくはないので、マイナスポイントではありませんが、ベルトの先端は気になります。
ケースとベルトの接合個所に隙間が空いてる…
というのは、ケースとベルトの接合個所に隙間が空いているからです。
これは、ベルト先端が平坦なストレートエンドなので仕方がない、ともいえるのですが、ここはもう一工夫欲しかったところ。


おそらく、弓菅仕様のベルトにすると、逆に革やラバーベルトを選んだ時に隙間が大きくなるので、この形にしたのだと思います。
であれば、ベルト先端の形状にもっと気を使ってほしかった。
隙間からのぞくベルト先端の質感がイマイチなのが残念です。
ベルト全体の質感が高いだけに、余計に残念な気がします。
メッシュタイプの金属ベルトに交換!
ということで、ベルトを交換してみました。


メッシュタイプで、つや消しシルバーの金属ベルトです。
(他の時計のベルトを借用しました)
こちらもベルト先端は丸見えですが、先端部分に限って言えば、こちらの方が上ですね。


やはり細部まで徹底的にこだわるのなら、金属ベルトは別途購入したほうがいいかもしれません。
追加費用がかかってしまいますが、どっちみち純正の金属ベルトも追加費用(2,500円)が掛かるので大差ありませんから。
このベルトなど、結構いいんじゃないかと思います。
緑の革ベルトに交換!
ただ、金属ベルトは先ほどのメッシュタイプを持っているので、今回は革ベルトを買ってみました。
コンセプトカラーに合わせた、緑色のベルトです。


緑色の革ベルトは初めてだったので、派手過ぎないかな?と思いましたが、なかなかいい感じになりました。
やはり、ベルトを換えると印象がガラッと変わりますね。


このようなベルトも最初から選択できれば、なお良いと思います。
(純正のカスタムパーツにも革ベルトは存在しますが、緑色はありませんでした)
裏面防水とワンタッチで交換可能なイージークリック加工!
ちなみに、このベルトは裏面にロリカという、撥水機能を備えた防水性の高い素材が使われているので、夏でも使うことができます。
表面は普通の革素材なので、濡れたらすぐふき取るなどの手入れは必要ですが、一般的な革ベルトよりは長持ちするはず。
しかも、イージークリック加工がしてあるので、ベルト交換に特別の工具は要りません。

ベルトの裏にレバーがある

レバーを押し下げるとバネ棒が縮む

ベルトの裏にレバーがある

レバーを押し下げるとバネ棒が縮む
思いついたときにすぐ交換できるので、ベルト交換の楽しみも広がりそうです。
いくつか揃えておいて、その日の気分や服装に合わせてベルトを替えるのも楽しそう。
(出勤前のあわただしい時でも、とりあえず替えベルトを持って出て出社後ゆっくり交換、なんてこともできますね)
やはり、自分で選べるのは楽しい!
ということで、純正の金属ベルトにイマイチなところもありましたが、時計本体は素晴らしく全体的には満足してます。


やはり、自分で選べるのは楽しいです。
ベルトの先端も、コンパウンドで磨いて艶出ししたら、気にならなくなりました。
出来上がりを想像しながらカスタムするのはワクワクしますし、届いたときの感動もひとしおですよ。
CASIOに特化すれよ。
CASIO好きさん、コメントありがとうございます。
ブログ運営者のShowです。
気に入った時計だったので例外的にレビューしてみたのですが、お気に召さなかったようで失礼いたしました。
次のレビューはG-SHOCKを予定していますので、これに懲りずまたご覧になっていただければ幸いです。
こういう時計は良さや魅力が中々知れることが無いので有り難く思う次第ですし、
個人的に非常に魅力が有りますので続けて頂ければと切望致します。
(もちろん個人的に、です…)
母に眼前で急死され色々ありましたが、少し落ち着いてまいりましたので
またこれからもお邪魔させていただきますね。
そう言っていただけて救われました。
これからも「これは!」と思う時計(カシオ以外)に出合ったら、番外編としてレビューしようと思います(できればカシオと対決レビューで)。
お母さまが亡くなられて、さぞかしお寂しいことと存じます。
おかけする言葉も思いつきませんが、少しでも鐵さんの気がまぎれるコンテンツが投稿できればと思います。
落ち着いてきた頃に、それまでの疲れが出ることもあろうかと思いますので、くれぐれも無理なさらないようご自愛ください。